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2006年5月 6日 (土)

ミツバチの季節

Tobira_2006_apri_2 ■ひそかに憧れている仕事に「養蜂家」があります。「ようほうか」という言葉の響きも好きです。もともとハチミツ、ミツロウ、プロポリス、ローヤルゼリー・・と日ごろからミツバチには大変お世話になっているわけですが、養蜂家はミツバチはもちろん、自然そのものと共存しながら花を求めて旅を続けるところにロマンを感じます。そして何といっても琥珀色のあま~い「ハチミツ」がもたらす幸福感。素敵な仕事だなあ。■パリではアパルトマンのバルコニーを利用して、定年後に養蜂を生業とする人たちがいると聞いたことがありますが、なんて洒落た老後の過ごし方でしょうか!花の都パリならではの発想ですね。ご近所の寛容な態度があってこそと思いますが・・この新宿(四谷)にも確か洋館を利用した養蜂家がいらしたはずなのですが、最近何かで調べたら廃業されていたような・・。ちょっと寂しい話です。

■私が「ミツバチ」で思い出す映画はふたつ。スペイン映画「ミツバチのささやき」とギリシャ映画「蜂の旅人」です。どちらも少女の存在が印象的でしたが、何といってもいちばん印象に残っているのはミツバチの「羽音」です。そういえいば宮崎駿監督「魔女の宅急便」で主人公キキが草むらに寝転がっている冒頭のシーンも、ミツバチの羽音から始まります。映像作家はミツバチから少女をイメージするのかな?ミツバチの小さな存在が、なんとも愛おしく思えるこの花の季節。機会があったら是非ご覧ください。

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