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2006年5月 4日 (木)

やかまし村の春・夏・秋・冬

Site_tobira_2006_may_002_1 ■昨日の北欧デザイン展につづき、アストリッド・リンドグレーン原作の映画「やかまし村の春・夏・秋・冬」を借りていたことを思い出し、あわてて観ました。なぜか北欧づいている今年のGW。。■リンドグレーン原作の映画といえば「ロッタちゃん」シリーズを何度も何度も観ましたが、国境や時間を越えた「こどもたちの時間」を本当によく表現していると、毎回新しい発見があって楽しめます。(アキ・カウリスマキ監督の「浮き雲」みたいな大人の世界も好きなのだけど)。どちらも昨日の北欧デザインにも通じる「おしつけがましくなく」「でもユーモアもある」感じが、実は日本が(私が)これから目指すべき姿のようにも思います。■そういえば今年は絵本作家の荒井良二さんがリンドグレーン賞を受賞しましたが、ああいう肩の力の抜けた大人が日本にもどんどん増えれば、この国のこどもたちももっと息が抜けることでしょう。学力が世界で何位だとか、経済力がどうのとか、常任理事国入りを目指すだの、どうしてこんなに小さい国がそんなに頑張ろうとするのだろう?と、おエライ人が目指す社会にはかなりの「格差」を感じるのです。話は脱線しましたが、とにかく「等身大の幸せ」とは何かをさりげなく教えてくれる、小さいけれども素敵な映画だと思います(観た後で気づきましたが「ギルバート・グレイプ」や「サイダー・ハウス・ルール」監督のスウェーデン時代の作品なのですね。個人的に前者は特におすすめ)。■そういう我が家には特に北欧デザインって無いんですよね、見渡せば。100%アジアン&和(少し南米&アフリカ)です(笑)。でも「北欧の心意気」みたいなものに不思議と共通点を感じる今日この頃。あ、「かもめ食堂」もお忘れなく(まだ観てないけど)。

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