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2006年7月の8件の投稿

2006年7月30日 (日)

マトリョーシカのすすめ

Blog_matoryo_001 ■こどものおもちゃって、どんなに気をつけていてもあっという間に増えてしまいます。赤ちゃんの頃は自然素材のものや、部屋の雰囲気を壊さないもの・・などと親の趣味で選ぶことが出来ましたが、娘が保育園に上がる頃にはキャラクターやプラスティック素材にも当然興味が出てくるわけで、それを無理に押さえつけるのもかわいそう・・と、なるべく小さなものを中心に(ガチャポンや手のひらサイズを目安に)集めてカゴなどにまとめています(カゴが増えちゃうんだけど^^;)。こどもにも「マイブーム」があって、キャラものはわりとすぐに飽きてしまいます。ブームが過ぎ去った大きなぬいぐるみが部屋の中にドーンとあったりしたら・・・。リビングの一角を娘の「コーナー」にしている我が家では、なるべく避けたいシチュエーションです。■でもそんな「おもちゃ変遷」の中でも、ちゃんと勝ち残っていくものがあります。面白いもので、そういうおもちゃは民芸品とか手作り品とか、こどもにとってもどこか「特別な」匂いのするものが多いようです。作った人の存在が感じられるおもちゃは、やはり21世紀の子供たちをも惹きつける力があるのでしょうね。

Blog_matoryo_002_1■今でこそ可愛いインテリアとしても大人気のマトリョーシカ。これは娘が生まれた時に、夫の実家で何年も埃をかぶっていた「ロシア土産」をひきとりました。実際に「使ってみて」驚きましたが、おもちゃとしても本当によく出来ているんです!とにかく色々な遊び方が出来て「飽きない」。そして入れ子式にしまえるので「場所をとらない」。もちろん飾っておいても「かわいい」。親子ともども大満足のおもちゃです。こんな風(写真2枚目)に「きのこの森」になったり、おままごとの食器になったり、もちろんお人形としても大活躍。やさしく手におさまる木の感触も素敵です。

Blog_matoryo_003 ■こちらは「ネコリョーシカ」。ひとつひとつがクリスマスのオーナメントにもなっています(左から、頭にヒイラギ、リース、クリスマスカラー、りんご、プレゼント)。ちょっとめずらしいでしょう?ちゃんと耳が付いてるの。どう見てもお洒落じゃない(失礼)雑貨屋さんで、たしか1500円くらいでした(普通はこの倍くらいのお値段)。こういう「商店街のエアポケット」みたいなお店は意外と面白いものが置いてあって侮れません。これは我が家の「猫コレクション」の中でも、かなりポイント高めの大切な宝物です。クリスマスの時だけ、5匹揃った状態で飾っています。

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Book

マトリョーシカちゃん 著者:加古 里子,ヴェ ヴィクトロフ,イ ベロポーリスカヤ   販売元:福音館書店

■そして最後はこの絵本。「だるまちゃんとてんぐちゃん」でおなじみの加古里子さんの作品「マトリョーシカちゃん」(福音館 こどものとも傑作集)です。可愛いマトリョーシカちゃんの中から出てきたドナーシャちゃん、クラーシャちゃん、ダーシャちゃんと、男の子ロシア人形たちの楽しいお話。リズミカルな文章と素朴な絵もとっても可愛いですよ。

■でも忘れちゃいけないのは、このマトリョーシカはもともと日本の入れ子人形がルーツとか。日本の民芸おもちゃ、あらためて見直してみたいですね。

Peace and Quiet Peace and Quiet

アーティスト:ササマユウコ
販売元:インディペンデントレーベル
発売日:2005/10/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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PORT+PRTAIL ワークショップオーデション

■みなさま奮ってご参加ください!詳細はPORT+PORTAILサイトにて。

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2006年7月20日 (木)

詩集のすすめ

Grape ■人生ではじめて出会った詩集はサトウハチローの「おかあさん」シリーズでした。まだ幼稚園だったので、おそらく読める平仮名が多くて好きだったのでしょう。何度も「おかあさん」の文字が出てくるので親しみもあったのだと思います。最近ドラマでサトウ氏の破天荒人生を知り、作品のやさしい印象とのギャップに驚いたりしました。■次に心に残った詩集は10歳の時に出会った「東君平」の作品です(タイトル忘れました^^;)。彼はイラストレーター&童話作家で、これまた破滅的な人生を送った人だと大人になってから知りました。その詩集にはデフォルメされた動物のイラストたちを主人公にして、社会を批判したような、どこか皮肉めいた詩が書かれていました。70年代とうい時代の空気もあったのでしょう。子供の私にとっては「ちょっとひねくれた絵本」という存在でしたが、なぜかとても好きな一冊でした。ものごとを「別の角度から見る」面白さを教えてもらったような気がします。■大人になって出会った詩集で一番強烈に、それこそ人生をも変えてしまった作品といえば、あのオノ・ヨーコの「グレープフルーツ」です。私の生まれた1964年に500冊限定で自費出版された初版本。飛行機が霧で欠航になった社員旅行の帰りに、急遽乗った寝台車ブルートレイン(今は無くなってしまいました 泣)の向いの席に座ったデザイン部の男の子が「古本屋で見つけた」と、後日その本を貸してくれました。(現在は「グレープフルーツ・ジュース」となって、その中から抜粋された33編が写真家とコラボレートされすっかり有名詩集になりましたが)。少し色褪せた文庫本よりちょっとだけ大きなその本にびっしりと書かれた言葉の数々は衝撃的でした。もし飛行機が予定通りに飛んでいたら、出会わなかったかもしれない。そう思うだけでも特別な存在の本です。■本当に力を持った言葉はいつまでも色褪せることなく、そして朽ちることなくこの世に残っていきます。「グレープフルーツ」からは、ジョン・レノンの「イマジン」が生まれました。そうやって詩は、時に偉大な音楽をも生み出します。だから偶然N.Y.のギャラリーで見つけた「グレープフルーツ」の直筆原稿が、まるで小学生の作文のように原稿用紙に幼い鉛筆文字で書かれたものだったことは、なんだか不思議でもありました。■詩とは本当に不思議な存在で、自分の心の扉が開いていないと、「ただの言葉」として素通りしてしまうこともあります。逆に人生を変えるような、運命的な出逢いになることもある。私がどうして詩を必要とするのか。それはやっぱり「想像する」ことの自由を手に入れたいからだと思います。詩の世界から広がるイメージはどこまでも広がって、言葉に出来ないところまでたどり着いた時、私の中で音楽にかたちを変えてゆくのです。

■さて、ここでご紹介したいのは詩集を専門に扱っているネットのブックショップ「ポエトリージャパン」です。主宰の木村ユウさんも詩人。とにかくショップを運営する真摯な姿勢からは、詩に対する「決意」と「愛情」を感じます。私のCDにもジャケットに詩(のようなもの)を書いていることから、特別にお取り扱い頂いてます。詩集屋さんに置いて頂けるCD。我ながらちょっと気に入っています。

グレープフルーツ・ジュース グレープフルーツ・ジュース

著者:南風 椎,オノ ヨーコ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年7月16日 (日)

雪の女王(テアトロ・キズメット編)

Photo_6 ■数年前に観せて頂いた「美女と野獣」も衝撃的でしたが、このイタリアの女性演出家テレーサ・ルドヴィコの舞台は、とにかく省いて省いて物語の芯を剥き出しにし、人間の本質に迫る感じがして独特の光を放っています。童話に隠された秘密の部分に光が当たり、特にオトナには「あっ」と声を上げたくなるような発見がある。しかも、こども向けの舞台であっても全体にセクシーな雰囲気が漂っているのは、さすがのイタリア。男と女、これ人生の基本なりですね。■この「雪の女王」が面白いのは、舞台装置が低い土塀や雪見障子を連想させる「和」のテイストで作られていて、篳篥やパーカッションの生音が独特の雰囲気を作り出し、「雪女」と重なってくるところでしょうか。どこか東北の物語のようでもあり、でもやっぱりラップランドでもあり・・冒頭で頭にストッキングをかぶった悪魔たちが出てきた時には、4歳の娘は絵本で慣れ親しんだ世界が予想外のことになっていて戸惑ってもいるようでしたが(笑)、とにかくストッキングで表現した「鏡」はナイスでした!■悪魔の鏡の欠片が胸に刺さっていた「カイ」は、少年が思春期に入り、たとえばヤンキーとかになっちゃったり、年上の悪女(雪の女王)に弄ばれたりして、幼なじみの女の子と疎遠になっている時代の象徴なのかな。「幼なじみ」の男女が結婚に至るまでにはきっと、これくらいの苦難を乗り越えないといけないのだと、アンデルセンは子供たちに教えたかったのかもしれません。■一本筋が通った強い女の子「ゲルダ」には、現代の女性に通じる頼もしさを感じたりもします。200年前にこの女性像を描けたアンデルセンは、やっぱりタダ者じゃないんですね。その後、カイが愛想を尽かされずに「永遠の愛」を全うできたことを祈りつつ・・そういえば、この舞台には物語キーワードの「永遠」という言葉が出てきませんでしたけど(^^;)。故意なんでしょうね、やはり。

■「雪の女王」7月15日~19日(18,19日は貸切)

場所 世田谷パブリックシアター

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2006年7月11日 (火)

アフリカ・リミックス

Topimage ■アフリカン・アートというと、どうしても学生時代に衝撃を受けた「ムパタ」のようなプリミティブな作品が頭に浮かびます。もしくはピカソやジャコメッティ、マックス・エルンスト等が影響を受けたと言われている宗教的な仮面や彫像だったり・・。アフリカならではの「素朴」で「荒削り」な力強さや、生命力の象徴のような原色の色使いは、日本とは対極にあるようでいて、どこか懐かしさを覚え惹かれます。音楽もしかり。私の好きなスティーブ・ライヒがミニマル音楽を追求するためにアフリカ音楽を研究したことはよく知られています。■しかし、インターネットの普及で世界中の情報が手に入る21世紀。かつては鋭いアンテナを持った西洋人アーティストのフィルターを通して伝えられたアフリカン・アートの真髄を、いまはダイレクトに知ることが出来るわけです。いまだに「日本=腹切り、ゲイシャ」とイメージする外国人のように、自分の中にあるアフリカが、もしかしたら前世紀の「西洋的フィルター」を通したイメージのままだったかもしれません。

■現在、森美術館で開催中の「アフリカ・リミックス」では、まさに「リアルな」今のアフリカを体感することができます。現代アートの担い手たちはエリート層なのでしょう。表現手段は音楽と同じく、もはや文化圏の違いは見られません。写真、ビデオ、インスタレーション、デザイン家具などで表現された25カ国、84名のアーティストの作品が展示された充実の内容です。それらは時に重く、辛く、そしてやはり力強く観るものに迫ってきます。植民地や内戦、貧困や差別といった歴史上の哀しみや怒りを抱えながらも、同じ人間として伝わってくることはやはり「生命の尊さ」なのです。■この展覧会はデュッセルドルフを皮切りに、ロンドン、パリを巡回して日本で開催されたものです。とにかくチーフ・キュレーターのシモン・ンジャミさんに拍手。アフリカ大陸の奥深さにノックアウトです。

■■これを観た後は是非「展望台」へ。原色のアフリカとは対照的な灰色のビルが建ち並ぶ東京の街はシュールです。ドンキの屋上にある黄色いジェットコースターなんてもう・・・

アフリカ・リミックス 多様化するアフリカの現代美術

2006年8月31日(木)まで。 六本木ヒルズ 森美術館にて⇒

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2006年7月10日 (月)

やっぱり扇風機!

Senpuki_001 ■先日亡くなった指揮者の岩城宏之さんが、長年酷使した首の損傷と50代から闘っていたというお話を聞きましたが、我が家の宋さんも、その重たすぎる首の振りすぎでついにアンティーク(置き物)になってしまいました(泣)。クーラー嫌いの我が家の夏に扇風機は必需品。というわけで今日から二代目登場!■朝一番でお店に出かけると前々から目を付けていたシルバータイプが完売ということで、大きなオスカー像のような・・・すらりとしたブロンズ色のものしか残っていませんでした。ちょっとどうかなあ?と心配しましたが、竹やら籐やらで囲まれた茶色っぽい部屋には、こちらの方が意外にもしっくりきて残り物には何とやらです。■組み立て式なのでシーズンオフは小さくしまっておけるし、意外と軽い。宋さんを運んだ時とは比べ物にならないくらいでした(お値段はほぼ同じだけど)。それだけ扇風機事情もほんの数年で進化したということでしょうね。しかもこれ、スウィッチのところが取り外せてリモコン式になってるんですよ!(今時あたりまえ?)・・さて名前をどうしようかなあ。ただ今考え中です。背を一番高くした状態で首を振る姿は、なんとなくスターウォーズに出てきてもおかしくなさそうな・・

○ありがとう、宋さん。って誰?⇒

Peace and Quiet Music Peace and Quiet

アーティスト:ササマユウコ
販売元:インディペンデントレーベル
発売日:2005/10/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年7月 3日 (月)

ローズ・イン・タイドランド

Tobira_2006_jly_006 ■気がつけば7月ですね。うーん、結局6月のロードショウは「嫌われ松子の一生」一本で終わってしまいました・・■さてさて、天才ゆえに?作品の出来がいつも予測不可能なテリー・ギリアム監督。しかし「バンデットQ」「未来世紀ブラジル」「バロン」「フィッシャー・キング」「12モンキーズ」と、その内容の出来不出来を越えて作品はいつも強烈に胸に残ってしまいます(しまいます、って感じなんです)。「ブラザーズ・グリム」は周囲のあまりの不評にとうとうやりすごしてしまいましたが、きっとビデオが出たら観てしまう・・(結局好きなんじゃないの!)そんな監督の最新作です。

■グリムの次はアリスだっていうんですから、気になるではありませんか!しかも予告編を見る限りなんだか面白そうなんです(予告編だけ面白い映画も多々あるけれど^^;)。私は何を隠そうアリス好き!不思議の国も鏡の国も何度も出かけました(妄想で)。なのでこれは見逃せない!と公開一ヶ月前くらいから、ひとりワクワク楽しみにしていました。テリー・ギリアム作品だということも忘れて4歳の娘も連れて行こうと思っていたら、案の定R-15なんですね。彼のアリスなら一癖も二癖もありそうですが。アリス役の子もかわいい!(でも、こんな映画に出てどんな大人になるんだろう・・・)なんて、女の子がなんとなく娘に似てるものだから(←親ばか)母親の心境にもなったりして。とにかく観るべし!■今のところ個人的なテリー・ギリアム作品ベストワンは「フィッシャー・キング」です。セントラル・ステーションの美しいダンスシーンだけでも必見!

「ローズ・イン・タイドランド」 予告編見たい人⇒

■不覚にも映画館で爆笑した予告 「ヅラ刑事」⇒ 

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7月12日

観ました、これ。いや、観てしまいました・・そして、あぁ(泣)。これもきっと一生記憶に残ってしまうでしょう。テリー・ギリアムのばか!観終わった後、そう叫びたい衝動に駆られました。賛否両論、喧々諤々でしょうか。生理的にだめな人も多いだろうし、生理的に大好きな方もまた多いかも。間違ってもお子さん連れでいかないように!って、R-15でしたね(^^;)。↓トラバをつけて頂いたみたいなので、詳細はこちらでも。それにしてもどうして60代のオヤジがこんな少女の世界を描けるのか!やっぱりタダものではありませぬ。悪魔です。

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2006年7月 1日 (土)

ながのアート万博2006-なついろ-

N_expo_2006 ■先日、トーキョーワンダーサイト(↓)を訪れた時に偶然このパンフを手にしました。祖母やイトコが信州で暮らしていますし、二枚目のアルバム「空ノ耳」は信州国際音楽村での録音ですし、いつもお世話になっているBlue Moonさんも信州にありますし、長野平安堂さんをはじめ長野駅周辺にはCDを置いて頂いてますし・・と、私(と私の音楽)にとって長野は東京に次いで深い縁のある場所です。もしやと中を開けると、よく知る硝子作家・前田一郎(まえた、です)さんのお名前もあり(写真下)。そして何より、県の内外から参加したアーティストの充実したラインナップ!いま「アートが熱い」長野に注目です。

ながのアート万博 2006 -なついろ-

○会  期  平成18年 7月2日(日)~ 8月5日(土)

○会  場  長野市中心市街地および周辺各所

○主  催  ながのアート万博実行委員会 詳細⇒

Nagano_art_maeta グラスハウス 前田一郎

8/2(水)~8/14(月)ナノグラフィカ

「金魚鉢から始まったガラスの仕事。ぐにゃぐにゃとかあわあわとかガンジョーとか言われますが、実はポップアートがしたいんです」

※うちにも写真のコップが三つあります。本当にガンジョーで少しだけぐんにゃりして、あわあわが魅力的な毎日働き者。この7月は前田さんご自身も働き者だそうで、個展3連続!東京近郊の方はこちらへ⇒

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