5年目を迎えて
■右にもあるように今年は「5th Anniversary」。(ちなみにこのロゴは小平彩見さん作)。レーベルも、そして娘も5歳になります。レーベルは細々と、娘はすくすくと。今となっては本当に大切な’ライフワーク’です。どちらも初めての仕事でしたから、この5年間は本当に忙しく必死でした。ところどころ記憶が飛んでいるくらい(笑)。■正確に言えば、人生の辛い転機を経験し、きっと一生子供に縁のない人生を送るのだろうと、諦めとも覚悟ともつかない心境の中で、音楽だけが自分を「生かして」くれるのだと信じレーベルを立ち上げた途端の妊娠でした。どういうわけか音楽の神様は、いつでも私を「試す」のです。つわりの中で「空ノ耳」を、出産後まもなく「月の栞」を、そして昨年はひとつの時代の区切りとして「Peace and Quiet」を制作しました。■母親になったからと言って、劇的に作風が変化することはありませんでしたが(^^;)、音楽を作る時にはいつも「将来、娘に恥ずかしくないように」ということだけは心がけるようになりました。幸い6年前に発売した「青い花」も時々テレビやラジオから流れてきたりして、いくつかの作品は今でも雑草のように逞しく生き残っています。この秋からはNY発の世界配信も始まりました。そうは言っても、きっとこの音楽たちもいつかメディアからは消えてしまうでしょう。一時は作曲行為そのものに虚しさを感じてしまうこともありましたが、今はそれでもいいと思うようになりました。一枚のCDや一曲の楽譜が、私から娘に伝わっていけば、なんだかそれでいいかな、と。本当に不思議なのだけど、この5年間文字通り「がむしゃら」にやってきた結論が、なんとも肩の力が抜けたものでした。■しかしながら、ここへ来てあらたな共演者との出会いもあり、いつになく創作に前向きだったりします。でも以前とは何かが違う。たぶんこの5年間で、音楽が本当の意味で人生に根を下ろしたのかもしれません。何があっても揺るがない。もっと先を見ている自分。音楽で儲けたお金で何か事業を・・とか、そういうのとは全然ちがう(笑)。音楽を「続けていくこと」に焦点を当てると先はまだまだ長い。ゆっくり、息切れしないように生きたいと思うのです。そして誰かひとりの心にでも、私の音楽が伝わればそれでいい。■長くなりましたが、そんなこんなで5周年。感謝の気持ちと初心を忘れずに。
| Peace and Quiet アーティスト:ササマユウコ |
| 固定リンク
|
「音楽」カテゴリの記事
- ミンミンと(2010.07.29)
- インドからトゥバへ(2010.07.12)
- インドな月曜日(2010.07.05)
- Patty GRIFFIN ~RAIN~(2010.07.13)
- Mother Songs ひらいたひらいた(Lotus) ササマユウコ(2010.07.04)


最近のコメント