アタゴオル玉手箱
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アタゴオル玉手箱 (1) 著者:ますむら ひろし |
■雑然と積まれた私の資料(と読んでいる)中から、娘が1巻を発見してひっぱり出してきました。持っていることすら忘れていたのだけど、探したら4巻までありました。ずっと前に、たぶんタジリさんに「面白いよ」と教えてもらったんじゃなかったかな。■「ハチクロ」以来、いつも目にする絵本とは違った「漫画」に興味津々の娘。まるで宝の地図でも手にしたように「アタゴオル」をじっと眺めていました。が、突然「なんて書いてあるの?おしえて!」と。5歳じゃ、まだ難しいよね(^^;)。でも、アタゴオルが持つ独特の雰囲気や世界観は、絵に小うるさい幼児のハートも釘付けにしたようでした。■そこで久しぶりに読んでみたら、特に一巻はやっぱり面白い。もともとの「アタゴオル物語」は今から30年前に発売。「伝説のコミック」と言われているだけあって時代を超越しています。宮沢賢治が好きな方はドンピシャ(かくいう私は賢治マニアではありませんが、「セロ弾きのゴーシュ」は音楽家の聖書だと思っております)。全編に流れる「静かな夜の空気」が好きです。■そして、ちょうどこの10月に映画も公開されるみたいですね。さっそく予告編を観たら、3d-CG画像と石井竜也の音楽が豪華すぎて、ちょっと私のイメージするアタゴオルとは違うなあ・・なんて思ってみたりみなかったり(コミック初期のイメージは、バロックリコーダーやオカリナが素朴に流れた手書きアニメーションなので)。うーん、どうだろう?昔からのコミックファンには評価が分かれるところじゃないでしょうか?いまどきの子供たちには、きっとファンタジックで素敵な世界だと思います(って、予告編だけでここまで断言していいのか)。
映画「アタゴオルは猫の森」 公式サイト⇒
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