音楽の役割
■昨日はホスピス・コンサートの見学に。昨年暮れに、ふと思うところあって今年の11月に演奏の機会を頂いた場所。■昨日の演奏は、ちょうど重松壮一郎さんというNEW AGE系(というジャンル分けは適切だとは思わないが)ピアニストの方だった。■同じピアニストの私がいて、おそらく演奏しづらい部分もあったと思うのに見学を快諾して下さって、こちらも素直な気持ちで演奏に耳を傾けることができた。重松さんとはピアノへのアプローチは違うけれども、音楽で出来ると信じていることは、同じ方のような気がした。
■「生と死」は同じもの。誰にでも平等に訪れるもの。生きることと死ぬことは常に紙一重だし、死に向かいながら、そこから生をつかみとっている。■娘の出産の際に、文字通り死の淵まで行った時から私の中に自然に根付き、そしてこの5年のうちに昇華された感覚だ。自分にとってあまりに大きな体験だったので、5年という時間が必要だった。■以前だったら、余命短い方たちと向き合うこと、またそういう場に身を置くことに、ある種の勇気が必要だったかもしれない。けれども今の自分には、ご本人やご家族が死を受け入れ、淡々と、そして自然に、音楽の時間を楽しんでいられることに勇気づけられる思いだった。■人は本当に強く、そして気高い。私も想いを先走らせることなく、日々の演奏を大切にしながら、この10ヶ月を淡々とゆっくりと進めばよいのだと思った。そして普段からどこか「躊躇」のあったライブも、音楽が必要とされる場所では'やってよし'と、背中を押してもらえたような気がした。
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