彼岸の頃
■春分の日、秋分の日。お彼岸の頃の夕日には特別な力を感じる。太陽が沈む真西は天国の門の在り処。だからなのかお彼岸の頃は、身近な人の命日も続く。特別な宗教を持たない私でも思わず西陽に手を合わせてしまう。■仏教では、人はバランスが取れた時に真の幸福を感じるのだという。夜と昼の長さが等しくなるこの季節、私はいつも創作意欲が強くなるような気がする。反対にアンバランスになる夏至や冬至の頃は、人前で演奏する機会が多かったと思う。実際に夏至や冬至に祭りが多いのは、古代人が神(まれびと)とつながってエネルギーを貰うためなのだという(折口信夫の受け売り^^;)。自分の無意識の行動が、古代人のサイクルとどこかシンクロしていたことに気づいて、つくづく面白いなと思う。■そういうわけで、先週からず~っと曲を書いていた。朝9時に時計を見て、次に見たときはもう午後3時とか。時間軸がどこかにズレたような生活が続いた。一週間を振り返ると2日くらいしかなかったような感覚。こういう時期は不思議とメールや電話も少ない。世界から一人隔離されたような貴重な時間である。■かろうじて人間らしさを保っているのは家族の世話をやく数時間があるから。これが一人だったら、私はあっという間に転げ落ちる。食べない、寝ない、顔洗わない・・・壊れていくのが目に見えている(若い頃そうだった ^^;)。だからこそ、今の私には家族の存在がありがたいと思う。彼らによって生かされている。でも最終目標は、ひとりでも秩序を保って生きられる人。まだまだ未熟だ。
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