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2007年5月19日 (土)

穴をふさぐもの

Green_1 ■早いもので一ヶ月。ピアスの穴が完成する。穴を開けた時の機械音、ジンとする痛み、その後しばらく続いた「ピアスをしている」という首のあたりの意識。そういった違和感がいつしか消化されて、意識されなくなった時、穴は完成していた。■悲しみが癒える過程もきっとこれと同じだろう。穴がなかった頃の自分には戻れないけれど、その穴は一定の時間をかけて自分の体の一部となっていく。そして、その穴をふさぐための何かが必要だと感じる。痛みは消えても、「痛かった」という記憶は残る。穴のある自分が、いつもの自分になる。■耳の穴には予定通り、誕生日石の小さなダイヤモンドを着けた。本当に小さな、自分にしかわからないような石。それでも確実に私の穴をふさいでくれた。その石もやがて私の一部となっていくだろう。■心の穴をふさぐもの。それはきっと愛なのだと思う。愛されるのではなく、愛すること。音楽、家族、友人・・・自分の愛するものに心を注ぐために、その穴は存在する。消えることは決してない、まだジンジンと痛む穴。それでも、だからこそ一日一日を悔いなく生きよう。そのことが少しでも穴をふさぐのだとしたら。小さなダイヤモンドに誓う。

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