« 母の日ライブ 「Mother Songs」 at恵比寿麦酒記念館 | トップページ | 殯の森(もがりのもり) »

2007年6月15日 (金)

わすれられないおくりもの

Wasurerarenai Book わすれられないおくりもの

著者:スーザン・バーレイ
販売元:評論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

■大事な友を喪ってから早いもので一ヶ月が過ぎた。ピアスの穴が完成するのと同じように、いま哀しみが自分の一部になったことを実感している。手元に残っているのは、彼女が娘にダンスを教えてくれた記憶だったり、一緒に写っている託児所のクリスマスパーティの写真だったり、最期の舞台の後の清々しい笑顔だったり、これからの予定を綴った手紙だったり・・・。■この絵本「わすれられないおくりもの」は、大切な友達の死を乗り越えていくお話。本当に偶然、彼女を喪ってすぐに本屋さんで手にとって、その内容のタイムリーさに思わず涙が出て、この一ヶ月繰り返し読んでいた。娘にも何度も読んできかせた。■ある日、村のみんなから慕われていた長老のアナグマが死んでしまう。村のみんなは最初、悲しみに暮れているのだけれど、やがて一人ひとりが長老から「知恵」を授かっていたことに気づく。そして一つの季節が終わる頃、みんなはその「おくりもの」でお互いに助け合い、長老との思い出を楽しく語り合うまでになっていくという話。■肉体は死んでしまっても、魂はみんなの心の中に生き続ける。最後まで周囲に思いやりを持ち、自分の老いや死を静かに受け入れていくアナグマの姿は美しい。人が生き、また死ぬとはどういうことなのか。5歳の娘もいま、確かに何かを感じ始めている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

|

« 母の日ライブ 「Mother Songs」 at恵比寿麦酒記念館 | トップページ | 殯の森(もがりのもり) »

」カテゴリの記事