頑固遺伝子
■私の母は筋金入りの頑固者である。もちろん私もなんだけど、「こだわりのポイント」が違う。いい加減な部分も違う。弱いところと強いところも違う。要するに「違う星の人」なのである。■子供の頃はこれが最大の悩みだった。自分の母と気が合わないとは、どういうことなのだろう?と真剣に悩んだ。思えば二人でデパートに出かけると、よく「迷子」にもなった(今もだけど ^^;)。お互い興味の対象にまっしぐらなので、気づくと相手を見失っている。私にとっては「友達母子」はずっと絵空事だった。■「うお座とてんびん座」「A型とO型」「四女と長女」「専業主婦と仕事人間」・・・と、考えてみれば母子であるという以外に共通点が無いから仕方ないんだなあ・・と、それでも最近は理由をあれこれ見つけて、だいぶ達観できるようにはなったかな。■しかも遺伝子とは恐ろしいもので、娘(6歳)も頑固者。だけど救われるのは彼女は自分と「同じ星の人」という感じがすること(星座も一緒だし)。もうひとついいのは、自分に洋服を作ってくれたりするババ(母ですね)のことも、それなりに尊敬しているらしいこと。彼女が母のことを語る時、私の中にも母に対して新しい視点が生まれるのがわかる。言ってみれば、今は母と娘に挟まれた「中間管理職」状態なのだけど、どちらの立場もわかるというのは、自分の懐は容赦なく広がっていく。育児を通して、不甲斐なかったこども時代をやり直しているような。生き直しているところなのだと思う。■最近少し耳が遠くなった母。今は彼女の老いを前に、私が「娘として」の最後のワガママが許される時期なのかな。。とも思う。年に数回しかない母と二人で過ごす時間の色が、最近はどんどん変化している気がする。
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