母の日に想う
■今日は母の日。今年は11日ですね。ママ友&アーティスト仲間の野和田恵里花さんが病で亡くなった日から、ちょうど一年が経ちました。振り返ればあっという間ですが、私の人生の中でも特に、音楽を通じて「命」に触れる機会の多かった印象的な一年でした。■昨年の母の日は12日。恵比寿麦酒記念館でオカリナの瀬戸祐介君とMother Songsの第一回目を開き、演奏後に喪服に着替えて国立にある小さな教会に向かいました。■国立といえば、私の通った都立高校のある町。本当に久しぶりに(20年ぶりに?)訪れたのですが、駅を一歩出た瞬間に10代の頃の記憶が鮮やかに蘇りました。町の様子はずいぶん変わって、容赦ない時の流れも感じました。何より野和田さんが、この町とも縁が深かったということを初めて知り、人のつながりの不思議を想いました。■花でうめられた棺の中の彼女の穏やかな顔は、今も心に焼き付いています。おそらく一生忘れない。それは私が彼女と最初に出会った時の「優しいお母さんの顔」でしたから。■ダンスに命をかける、命を燃やす、その言葉を実践した彼女の生き方を、私は今も「かなわない」と思います。いつになく激しい、文字通り最後の舞台の後で、私に見せた一点の曇りもない清々しい笑顔。同じ表現者として圧倒されました。母親であるということ、表現者であるということ。ふたつの役割を「心身ともに」行ったり来たりすること。その大変さも、不安も、迷いも、醍醐味も。すべてひっくるめて彼女は、私よりもずっと突き抜けている人でした。■彼女がくれた手紙に綴られた「これから」のこと。本当にもっともっと話をして、そしていつか一緒にやりたかった。それが二度と叶わないということが、今も悔しくてなりません。
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