雲南COLORFREE
(フライヤーコピー)
今も進化し続けるアバンギャルドな民族衣装。映像×音楽のコラボドキュメンタリー。「TibetTibet」のキム・スンヨン監督第2弾。
YOSHIMIO(BOREDOMS,V∞REDOMS, OOIOO 他)による全曲書き下ろしオリジナルサウンドトラック。
Kim Gordon(Sonic Youth)がゲスト参加。
全く新しいファッションミュージックドキュメンタリーロードムービーがここに誕生!+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

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Kim Gordon(Sonic Youth)がゲスト参加。
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■先日ヤン・リーピンの舞台を観た娘と一緒に、「雲南COLORFREE」を。■目のさめるような鮮やかな色と、ユニークかつ機能的なデザインのオンパレード。実は雲南の刺繍ものは家にいくつかあるのだけど、あらためてこれだけの数をみると初めて見るものも多く迫力がある。赤ちゃんのおんぶ紐や子供の服に至るまで、細部まで手の込んだ刺繍にも興味がつきない。■雲南の民族衣装は、シルバーラッシュ後のわずか150年くらいの歴史しか持たないのだという。それまでは生成りや藍染の服を着ていたらしい。しかも民族性を誇示するためではなく、「お洒落したい!可愛い!」という気持ちが、衣装の根底にあるという。その気持が「色」となって爆発したのかな。雲南の人々は、本当に感情を素直に(しかもクオリティの高い状態で)表現する能力に長けている。■ヤン・リーピンでは、生きものとしての、おおらかな性の賛歌が印象的だったけれど、人間として「健全である」とはどういうことなのか、雲南の人たちを見ると教えられることが多い。自然と共にあることで生まれる本能の解放。いわゆる一般的な’文明’の発達が、人間の何を奪っていったのかもよくわかる。
■ちなみに雲南は母系社会だそう。映画の中でも、田んぼに入っているのも、市場で働いているのも女性。男性といえば、タバコをくゆらし、酒を飲んでいる(笑)。■いつも思うのだけど、女性が明るく元気な社会は、争いごともなく陽気だ。ヤンリーピンでも歌が出てきたが、女性たちが人生を(男達を)「受けてたっている」のだ。肝がすわってるなあ、と思う。そういえば女性の存在が見えてこない(隠れている)社会は、男性もどこか深刻で、争いごとも多い気がする。
■今回のイベントでは、真砂さんが撮影した熊野の風景も同時上映された。時間の都合で見られなかったのが残念だけど、雲南とも共通する緑の棚田の風景には、「つながっている」という感覚を感じることが出来たのだろうと思う。私は直感的に、雲南の民族は自分の「ルーツ」とは違うと感じるのだけど、映画を観た人の中には「この人、見たことある!」と感じる顔も多かった。この島国には、本当に多くのルーツが集まっているのだということも、あらためて認識できる。
■ところで、映画の中で雲南の男性はどんな衣装を着ていたかしら?ぱっと思い出せないのだわ(^^;)。
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