小学生の情景
■娘の公開授業に行くと、ちょうど図工の時間で七夕の飾りを作っていた。「親もどうぞご一緒に」だったのだけど、経験上ヘタに手出しすると彼女が怒りそうなので、そっとしておいて6年生の教室に行ってみる。廊下には各自の「健康」目標が書かれていた。「毎朝、青汁を飲む」「暇を見つけて体を動かす」って、サラリーマンじゃないんだから(^^;)。
■最近、BABY in MEの村松さんや、プラネタリウム・コーディネイターの秋田さんの間で、子供の頃に読んだ文学全集の話が盛り上がっている(しかもお二人共かなりの博識 @@)。で、私はまったくついていけてない。よくよく考えると、あんまり本を読まない子供だったのだ。滑稽なことに、ピアノの練習が忙しくて読書の時間もなかった。いや、門下の同期でも読んでた人は読んでたと思う。もともと本に興味が無かったのか、別にそれを苦とも感じていなかった自分を、今さらどうする事も出来ないので、そういう人生だったのだと諦めている。苦し紛れに「私は小学生の頃、目覚まし替わりにサンタナの’哀愁のヨーロッパ’を流していた」と言ってみるが、爆笑される。確かに青汁小学生と大差ないネ・・・。
■そんな自分は皮肉にも「青い鳥」の読書感想文で、どこかの賞を貰ったことがある。しかし大人になって作品集を読み返してみたら「チルチルとミチルと一緒に青い鳥を探す旅に出たんだけど、それが大変で・・・」というようなことが、「ちょいと聞いてよ、奥さん」的ラフな口調で書かれてあるから驚いた(冷汗)。文法もメチャクチャで、もちろん感想文の何たるかもわかってないし、全体的に一種の’興奮状態’で、最後には「この話はほんとうのことだとおもう」と締めくくられていた。(他の入賞作品が立派なだけに)その破壊的な文章&内容が際立ってしまい、面白がられたのだろう。コンクール系では、しばしば起こる不条理な結果である。■確か提出する前に母に読んでもらった時は「書き直せ」と言われたことは覚えているけど・・・。先生は「これでいいわよ」と言って下さった。もし親の言う通りに書き直していたら??不登校気味の自分が、全校生徒の前でわけもわからず表彰されながら、「これから親の言うことは聞き流そう」ということだけは密かに決意した気がする。小学校二年生の秋。
■親の書いた作文や、親の描いた絵で賞を取る・・・。もしもそれが本当なら、そういう作品を選んでしまう大人たちは、こどもたちにいったい何を求めている?おそらく私が小学生だった昭和40~50年代から予兆はあって、先生は苦言として私の感想文を送り込んだのだろう。しかし当時はまだ、こどもがこどもでいることを許してくれる大人が少なからずいて、それで私は救われた。でも今の自分は、こどもを丸ごと受け入れられているかな・・・。こどもを早く大人にしようとしていないかな?もし私と同じ感想文を書いても、「これでいいわよ」と言えるかな?
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