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2008年8月18日 (月)

アジアンフェスタ

■告知■20日アンドレイ・モングーシュさんの名古屋ライブに、等々力政彦さんが出演されるそうです。お近くの方は是非お出かけ下さいね。

■ミッドタウンが大江戸線と直結ということもあり、最近はこちらばかりに足が向いていましたが、先日の森美術館のレセプションに出かけた際に情報を入手。二日連続で、アリーナで開催のアジアンフェスタに出かけてきました(明日までです!)。※アリーナってどこ?と思われた方、テレビ朝日の目の前にある野外ステージです。

002 ■お目当てはトゥバから来日中のホーメイ名人・アンドレイ・モングーシュ氏を聴くため。プロフィール写真は何年前?32才には見えない貫禄は、ちょっと朝青龍みたいでしたよ。でも喉唄を披露するときに、身体のどこにも無駄な力が入っていないのがわかります。むしろ「脱力」してる。全身が共鳴板となって響き、ものすごい技を、さり気なく披露していました。最後の巻上さん、山川さん、尾引さんの4重唱は圧巻。「黒い鶴」という曲は、CDでご一緒している等々力政彦さんがスタジオで何度か歌われていたので、非常に身近に感じられました。っていうか、トゥバの伝承曲すべてに言えることなのですが。懐かしいというか、「つながっている」という感覚があります。ホーメイの倍音に包まれていると、ある’感覚’が手に入ることがあるのですが、うーん、これが言葉ではなかなか上手く言えない。手前味噌ですが、CD「生きものの音」の「翼があれば」をお聴き頂けると、何となくおわかりかと思います。

001■ホーメイは期待通りだったのですが、予想外にすっかり心を奪われたのが、インドの吟遊詩人「バウル」と、パキスタンのイスラム神秘主義の職業的音楽集団「ドーリー」の共演。二日連続通ったのも、彼らの演奏をもう一度聴きたかったから。さらに、ふたつの国の政治的情勢を考えても、非常に貴重な共演だったといえます。これが音楽の力なんだな・・と(写真は右から、パキスタン、インド、パキスタン)です。身体の底から湧き上がるような、エネルギッシュで非常に集中力の高い’プロ’の演奏でした。っていうか、皆さん実は’魔法使い’ですよね?そういう波長に、とっても共鳴する。

■話は戻りますが、イギルの音をマイク(PA)を通して聴くのも初めてです。「生きものの音」では、生音であることをひとつのポリシーにしているので、録音現場でもコンサートでも、共演者は生音しか聴いたことがなかったのです。本来は草原を渡る風のような、全身を耳にしないと聴こえないような、本当に繊細な音の楽器なのですが、スピーカーから出てくると別ものになっている。それはホーメイでも同じです。倍音が強調されて、なんだか’凄い力’が付加される。■今さらですがマイクの発明は、小さな音の民族楽器を世界レベルに押し上げ、西洋楽器(文化)と渡り合う力を与え、一度に多くの人に訴えることを可能にしました。ただ、それがいいことなのかどうか。今の私には正直よくわかりません(いいことに決まってるだろ!と叱られそうですが・・)。大きく増幅された音は確かに心にダイレクトに響きます。自分の心が感動したのかどうかもわからないくらい、圧倒的な力で。ただ一方で、先日もらった切手の絵のように、草原で円座する聴衆に囲まれた、生音の小規模な演奏も忘れてはならないと思うのでした。なんとういうか、そこには真のコミュニケーションがあるような気がしますので。それを考えてもピアノは大きすぎる(><)。音も態度も・・・。

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