ココロのストレッチ
■ピアニストって、つくづく肉体労働者だよなあ・・と思うのは特にこの季節です。毎年のように冬は怠けココロに火が付いて、鍵盤の前に自分を座らせるのが大変です。どちらかと言えば創作にあてる時期なので、鉛筆を持ったり、パソコンに向かっている時間の方が長くなりがち・・。そして、もうこれ以上はヤバイ・・というところで、慌てて指を動かすことになるのです。■それでも三日くらい経つと、鈍っていた指の筋肉や鍵盤をとらえる感じが蘇ってきます。まるで体中の細胞が冬眠から目覚めるようです。一昨年の肩や手首の故障もあるので、最近はヨガも念入りに。そして一曲弾くごとに、寒さで縮こまったココロがのびていくのもわかります。ココロは脳にあるんでしょうけど、私の場合は心臓の筋肉が本当に伸びる感じがします。気のせいでしょうか。
■自分の曲はあまり弾きません。気温が低い日は、これでは筋肉が温まらないので
日課の全調スケールを弾いた後はバーンと景気良く、ショパンのスケルツォ2番あたりから入ります。怠けココロ払拭には勢いも必用なのでした
■スケルツォは中学生の頃に好きでよく弾いていました。たくさん書き込みされた楽譜は、今も宝物です。でもなぜか発表会では、バラードの3番とか、即興曲の2番とか・・・どちらかと言えば地味で玄人受けする曲が与えられることが多かったです。それが原因というわけじゃありませんが、すっかりクラシックが嫌になっていた時期もありました。今はうーん、どうでしょう?クラシックだから好き、とか嫌いとか。そういうのは流石になくなりましたし、作曲家の年齢をとっくに超えている自分に驚くだけです
あとは、指は10代の頃が圧倒的に動いていましたが(練習量も違うので)、人生経験を重ねた今の方が音楽を少しは理解できているかな、と思ったりしています。ココロで楽しめるようになるというか。
■最近つくづく思いますが、ピアニスト=なんだかんだ練習を続けた(続けられる環境にいた)人、じゃないかと。継続は力なり、不況の折、いろんな意味で身にしみる言葉ですが
いちどピアノから遠ざかった方も、まだまだ人生は長いです!機会があったら是非ココロのストレッチに挑戦してみてくださいネ!
※写真は井の頭自然文化園の熱帯鳥温室。寒い休日の癒しスポットです。
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