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2009年8月 1日 (土)

恩師の死 (追悼・福岡幸子先生)

Image6181今回のMother Songsを作ろうと思った動機は、
実は恩師・
福岡幸子先生の体調が思わしくないということを、
今年の初めに知ったことが大きかったのです。
ここでも何度か「聞かせたい人がいる」と書いてきましたが、
それは、まぎれもなく先生のことでした。

今年中に作らねば・・と。予感のようなものがありました。

でも、間に合わなかった。
昼に、母親経由で訃報を受け取りました。

サンプル盤だけでもお送りしようと、
今年頂いた年賀状を机の上に出したところでした。


今でもふと、思うことがあります。
本当だったら、先生の意思を継いで、
多くの同期や後輩の皆さんのように、
クラシック音楽に尽力を注ぐのが私の生きる道だったのかもしれません。
でも、どうしてもそれが出来なかった。
体の中の、本能の部分が、そこは違う世界だと抵抗するのです。

生意気な十代が門下を飛び出して30年、
今でも不甲斐ない、力不足の、
こんな私の活動を陰ながら見守ってくださっていたこと、
本当に最近知りました。

習い事と、プロへの道は、全く別物だということを、
小学生の私に全力で教えて下さった先生に出会わなかったら、
今こうして、ピアノを弾いていられなかったと思います。

今は悲しいという感覚をはるかに越えて、ただ身が引き締まる思いがします。
自分の中で永遠に色褪せない時間がある。
そこに音楽があるから、先生と過ごした時間が色褪せない。
その力はやはり、計り知れません。


写真のピアノは、学童から戻った娘に手渡されました。
偶然。

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