土曜日の森へ
娘が参加しているエコ活動に付き添って、
久しぶりに朝の新宿中央公園に行く。
まだ人影も少ない広場を二人で歩いていると、
ホームレスの?おじさんが煙草を加えながらやってきて、娘に「握手しよう」と言う。
「このくらいの孫が6人いてさあ」と。
さすがに握手はお断りしたんだけど
、
そんなことにも、もはや慣れっ子の新宿っ子。
高層ビルに囲まれたこの森には、
子供たちが育てる野菜畑や、
ヴィオトープの田んぼもあって、
その脇ではおじさんたちが洗濯干してたり、
芝居の稽古してたり、近所の子供たちが遊んでたり・・・
後ろを振り向けば、圧倒的な高層ビル街。
何でもありのここは「インドっぽいのかも」と思う。
行ったこともないのに。
帰りに新宿御苑に寄る。
歩いて20分ほどの場所に、
こんなに広い森が二つも、
しかも地下でつながってるなんて、
新宿って凄いと思う。
御苑の入り口付近の植え込みでは、
大きな傘を3本開いて、ぐるりとテントのような家を作って暮らしている人がいる。
傘が3本あれば、人は生きられる。
途中からクロマニヨンも合流して、芝生の丘でお昼を食べる。
あんまり暖かいので桜の蕾も膨らんでいる。
明日から寒いというのに、大丈夫だろうか。
小鳥隊長が芝生を走るセキレイを追いかける。
めいちゃんが追いかける走るトトロは絶対に、
セキレイをヒントにしていると思う。
雲が流れて、空がどんどん青くなる。
座禅を組んで背中を日光で温めながら、
来月のプログラムを考える。
先月は「秋編」だったので、
今回は「Mother Songs 早春編」。
春の訪れに、希望の光を感じられるような
構成になればと思う。
1年の最初の演奏がホスピスというのは、ありがたい。
特別なことをするわけではないけれど、
決めていることはふたつ。
’大きな音を出さない’と’オリジナルは演奏しない’ということ。
だから練習を怠れないのでした。
「小さな音の芯を出しなさい」
かつて先生からよく言われた言葉を、いろいろな場面で思い出す。
大きな音を出す方が簡単なのだ。
それは芝居でも何でも、音楽に限らず同じだと思うけど。
小さな音で伝えること。難しいです。
練習しなければ、いつでもピアニストはやめられる。
でも練習する必要があるってことは、
まだ音楽の神様には、見放されていないのだと受け止めよう。
家に戻ると、ラ・まの工房から尾崎文彦さんのカレンダーが届いていた。
Motehr SongsのCDを、みんな喜んで聴いていると手紙に記されていた。
私の音楽も少しは役に立っているのかな。
あの素敵な場所に受け入れられたのなら、とても嬉しい。
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