奇跡のリンゴ
メディアでも紹介されてすっかり有名な本ですが、
「奇跡のリンゴ」をやっと読むことが出来ました。
不可能と言われた無農薬&無肥料のりんご栽培を
長年にわたる試行錯誤の末に青森で成功させている
木村秋則さんの足跡が綴られた農業の本。
ですがこれは、哲学、医学、経済、宗教・・・
とにかく、いろいろな読み方が出来る
奥の深い内容だと思います。
文章も平易で、物語としても面白い。
ここでは「育児書」として、是非ご紹介したいと思いました。
もちろん、これからお母さんになろうという女性にも。
自分の体を畑に置き換えて読むことが出来るのではと思います。
この壮絶なまでの’奇跡の’物語は、
木村さんの奥様が「農薬(化学物質)過敏症」だったことから始まります。
昨今のインフルエンザ・ワクチンの安全性の問題や、
自然の法則を証明するようなタミフル耐性ウィルスの出現、
このサイトでもアクセスの多い水イボの自然治癒・・・
人間の体に投与される薬も畑の農薬も、
処方の目的は一緒?と考えると恐ろしくもあり、
また「命を育てる」というくくりでは、
子育てもりんご栽培も、根っこの部分は一緒なのだと気づかされる本です。
木村さんも触れています。
最近のこどもたちに「免疫系」の疾患が増えているのは、
豊富な栄養や薬が、人間本来の生命力を弱めているせいかもしれないと。
人間だけが自然から切り離され生きていけると錯覚していると、
大事なことを見落としてしまうかもしれません。
逆に言えば、人間も自然のサイクルの一部だと考えると、
子育てで迷った時にも大きなヒントを与えてくれる一冊。
もちろん食べ物や薬に限らず、
社会や心の問題にも目を向けるきっかけになると思います。
「奇跡のリンゴ」著者
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班,石川 拓治 販売元
幻冬舎 価格(税込)
¥ 1,365
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
| 固定リンク
「センス・オブ・ワンダー」カテゴリの記事
- 大賀ハスに会いに行く。(2011.07.19)
- 春色を着よう!(2010.04.23)
- 紫陽花の季節(2011.06.28)
- みどりのゆび(2011.05.17)
- 太陽礼拝(2011.01.27)
「本のこと」カテゴリの記事
- 音楽はいかに現代社会をデザインしたか~教育と音楽の大衆社会史~(2011.07.15)
- 音の神秘(2011.01.20)
- 春色を着よう!(2010.04.23)
- 音さがしの本~リトル・サウンド・エデュケーション(2010.06.16)
- 引越しの極意(2011.02.05)


最近のコメント