粉雪
うちにはいくつか雑貨の鳥かごがあるのだけど、
扉がついているものは、たいがい開いている。
小鳥隊長が開けているのです。
「私もいつか、鳥かごを出て飛び立つよ」
そんな意思表示なのでしょう。
このレーベルと同時に生まれた子だから、来年で10歳。
予期せず始まった育児&創作の'両立生活’が、
結局どちらも中途半端になってしまった気がするのは、
今はもう仕方ないと諦めている。
いや、育児は後から取り返しがつかないので、
出来れば後悔ないようにと思っているのだけど。
最近は「1/2成人式」というらしい10歳。
もうティーンエイジャーなのね・・・。早い(って、まだ8歳だけど
)。
数日前、久しぶりに保育園の前を通ったら、
子供たちの元気な黄色い声が聞こえてきて(本当に黄色かった)、
ああ、あの幼い時間はもう二度と戻らないんだと、
なんだか切ないような、やり残したことが沢山あるような、
今までに感じたことのない気持ちになった。
園児の母は、病気やら何やら、日々とにかく大変だったはずなんだけど、
すべてが新鮮で、楽しかった記憶しか思い出せない。
最近になってやっと、親になったのかもしれない。私は。
今朝は窓を開けると粉雪が舞っていて、
ベランダの手すりにも、肉眼でもはっきりわかる雪の結晶が沢山ついていた。
娘はさっそく、クロマニヨンが秋葉原で買ってきた
30倍の携帯顕微鏡(望遠鏡にもなる)を持ち出して、
寒さも忘れて、興奮気味にずっと結晶を観察していた。
確かに、あの六角形には’奇跡’という言葉以外見つからない。
生まれて初めて見るリアルな雪の結晶に、何を思ったことだろう。
午前中はそのまま彼女をエコギャラリーに送り出して、
(クラブ活動がよほど楽しいらしく、どんな天候でも嫌がらずに出かけていく)、
迎えに行くまでの間、少しだけオリンピックの開会式を見る。
カナダ先住民(First Nationと呼ぶらしい)の存在感に、
ヒト、という生きものの根源的な生命力を感じる。
シベリアやアイヌとも共通するアートや音楽。
やっぱりみんなつながっている。
大自然の中で生きる知恵や文化は力強く美しい。
これからの、地球の新しい時代の’生き方’のお手本なんだと思う。
それにしても、オリンピックは冬季に限る。
夏は、実はもうずいぶん前から全然興味がない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブックファーストで見つけた。Merry Farming。
バジル栽培の後日談はそのうちに。
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