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2011年8月18日 (木)

ワークショップ考察①

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■6月18日■メディア4Youth 連続ワークショップ
「ばらばらだけど、つながってる」
講師・柏木陽(演出家) 吉野さつき(アートマネージャー)
主催・津田塾大学ソーシャル・メディア・センター
共催・サバイバルネット・ライフ ダルク女性ハウス out of frame

家庭や家族、さまざまな事情からココロやカラダに傷を負ってしまったこどもたちとの
とてもデリケートなWS・・ということで、
少し緊張気味にこどもたちを出迎えたが、会場に一行が到着すると空気は一変。
幼児から小学校高学年までのこどもたちは、
一見すると全く普通の子どもたちに見えた。

しかも、WSが食事(パーティ形式)から始まる。
これが、なんだかとてもいい。
ちょっと遠い親戚同士が集まったような、不思議な親近感に包まれている。
おいしい手作りのお惣菜やこどもたちの大好物。
「一緒に食べる」という行為は、人と人との距離をあっという間に近くする。
初めての参加でナーバスになっていた子も、
みんなで一緒に食べて、しゃべって、走りまわっているうちに、どんどん和む。

そして一通り食べ終わると、
こどもとおとな混合のグループに分かれて、いよいよカメラをもって大学構内を走り回る。
そう。とにかく、こどもは興味の赴くままに’走る’のだ。
おとなはついていくのに必死で、
1時間走りっぱなしの撮影タイムは、
しまいにはどちらが引率者かわからない状態だった。

撮影が終わると写真をパソコンに取り込んで、
そこからさらに3枚選んで話を作り、感想をもらうあたりから、
どんどん’メディア・コミュニケーション’が生まれてくる。
こどもたちも、食べて写してという時間を通して、
こちらにココロを許してくれるのがわかる。

柏木さんと吉野さん、そして坂上さんや福田さんの、
参加者との距離のとり方が絶妙だった。
’おっちゃん’こと柏木さんのWSは噂には聞いていたが、
真剣なんだか、ふざけてるのか、なんだかわからないそのスタンスが、
ムードメイカーでもあり、こどもたちのお父さん的役割もこなしていた。
あとのおとなたちも、とにかくそばにいて、でしゃばらずに見守る。
そういう姿勢だったように思う。
こどもたちは、目の前にいる大人たちに守られている安心感の中、自由に羽を伸ばす。
本来ならば家庭で学ぶその’信頼関係’を体験することが、
このWSでは何より大事なのだ。

今回のメディアはあくまでも手段であって、
よい作品を作ることが最終的な目的ではないのだということを、
スタッフが共通認識として持っている。
’愛’という言葉が真っ先に浮かんでくる、特別なWSだった。

津田塾大学ソーシャルメディアセンター
コーディネーター 吉野さつきさんのブログ

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