音のたから探し
それにしても、今年の春は雨が多いですね。
しかし、メディア4youthでのワークショップ
「音のたから探し」が予定されていた先週の日曜日は、まるで初夏のように晴れて、暑いくらいでした。
広大な農園の中で、自然音、人工音、環境音。。。
さまざまなサウンドスケープに包まれながら、
午前中はひたすら畑作業(汗)、
みんなと一緒に手作りのお昼を食べて、
午後は参加者30名でサウンドウォークとサウンド・エデュケーションを体験してもらいました。
子供、学生、大人、もっと大人。。
いろんな人たちが、「耳の発見」から各々の気づきを得られたようでした。
自然のミメーシスで始まった「音楽」が、
「祈り」から「表現」へと向かった要因は何でしょう。
それは自身の感動を、誰かと「共有したい」という衝動だったかもしれません。
自分だけの感動や発見を「伝え」、受け止められ、その人とつながったとき、
あらたな感動が生まれる。
今回のワークショップの発表時間にも、同じような体験が得られました。
人の命は、「感動の共有」の繰り返しがあったからこそ、何百万年も続いてこれたんだと思うのです。
いま自分の出した音(声)は、誰かとつながっているでしょうか。
こんなにも世界を取り囲んでいる音の、その出処を、
無感動に聞き流して暮らしていないでしょうか。
その音は、自然音と調和しているでしょうか。
心が揺さぶられたとき、
「伝えたい人」は誰でしょうか。
音から世界を見つめたとき、
いつもの目に映る風景との違いにはっとするのです。
そして人の数だけ音の世界があることにも。
※「埼玉見沼田んぼ福祉農園」のサウンドマップを1年かけて制作していく予定です。
ちなみにこの農園には大学の放射線調査が入り、
安心して食べられる野菜が作られています。
こちらにも記事が掲載されてます(写真が多い)。
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