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2015年4月20日 (月)

日常の延長にあるコンサート

Photo震災後に思うことあって封印したピアノ演奏で、これだけは続けている早7年目のホスピス病院「Mother Songsコンサート」終了。
1年に1度、自分をゼロに戻す時間でもある。

当初は死がすぐそこにあるホスピスという場の非日常性に緊張して、とにかく失礼な演奏をしないようにと力が入りすぎていたと思うけど、今は音楽も死も誰にとっても日常の延長線上と受け止め、最近はなるべく自分も演奏を楽しむようにしている(と言っても独特の緊張感はある)。
回は春のサウンドスケープを意識して、初めてバードコールやチベタンベルも使ってみた。一般病棟の方は100名近い方がいて唱歌は大合唱となった(こうなる場合があるので、有名な曲の旋律は極力アレンジしない。それ以外は奏者が退屈しないように即興)。
来年はもう少しオトや音楽療法に近づいた相互関係の生まれる展開を考えたい。毎週のように現場にいるボランティアスタッフさんの感想は的確で、とても参考になる。場や相手を選ばずクラシック音楽の「きき方」を要求する演奏家の話には、この国の専門教育のズレの根深さを思う。写真は帰り道、春爛漫の川辺。冬の荒涼とした風景に見慣れいたので新鮮。またここから色々スタートだ。

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