発足1周年記念イベント「‘歩く’芸術活動のススメ。」
11月21日には町田マルイ6階にある素敵なブックカフェsolid&liquid MACHIDAにて路上観察学会分科会の発足1周年記念イベント「‘歩く’芸術活動のススメ。」を開催しました。
プログラムの構成は、一年をふり返りながら、メンバーそれぞれの活動報告に加え、バブルと震災、まちづくり、団地、劇場のソト、1986年に登場した本家「路上観察学会」と訳本が出版された『世界の調律~ サウンドスケープとは何か』の時代性、またサウンド・ウォーク(耳)と路上観察(目玉)の「歩き方」の共通性など、盛り沢山で迫ってみました。
コアメンバー(写真左から・・青年団所属:鈴木健介(舞台美術家)、松田弘子(俳優)、山内健司(俳優)、コネクト代表:ササマユウコ)それぞれの世界観が越境したり調和したりしながら、何より「まちあるき」を再発見しながら、思いがけず多くの皆さんに来て頂けて、会場と共に楽しいひと時となりました。
自分の専門を持つ大人がテリトリーを越えて「コネクトする」ことは、キャリアや年齢を重ねるほどにエネルギーが必要になりますが、そこには新しい価値観や、何より「想定外の自分」を発見する面白さがあります。例えばコトバに懐疑的な音楽人の筆者が、音楽を使用しない平田オリザ氏の現代口語演劇を追求する「青年団」の皆さんとつながったことは想定外でしたし、この1年は「留学」とも言えるほどのインパクトや学びがありました。
そして何よりメンバーの個性溢れる「目玉」や「耳」を知り世界がひろがった。逆に言えばそれは、自分の中心を再確認する作業でもあったと言えます。今の時代の空気の中で、いい大人たちがあえて「まちを遊んでみる」ことの楽しさと同時に、覚悟のようなものも感じるのでした。
吉田謙吉氏の貴重な資料を提供して頂いた塩澤珠枝さん、司会のBOWL富士見店長 松島輝枝さん、丸の内リーディングスタイル、お店のみなさん、ありがとうございました。記録写真は橋本知久さんから提供いただいた一枚のみです(謝)。
イベント終了後も路上観察を怠らずに家路につくメンバーでありました。
※この活動は今後も歩きながらつくり考え、様々にかたちを変えながら続く予定です。
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