« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »

2016年9月の2件の投稿

2016年9月19日 (月)

【急遽決定!】即興カフェvol.1 @調布 森のテラス

Photo_8


音楽家のプライベートな音の対話。そこに立ち現れる関係性=オンガクには特別な輝きが生まれることがある。「演奏者⇒観客」という一方向の、ある意味「ハレ」の関係性とは違う「何か」がある。今回はそこを、訪れた方と緩やかにシェアしてみようという、ある種の矛盾を孕んだ試みです。いわゆる「ライブ」や「公開リハ」とも違う。お好きな時間にお好きなように、思い思いに音風景を感じて頂けたら嬉しいです。「おもてなししない」という一期一会のおもてなしの場。

日時:2016年10月6日 OPEN 13時~16時 ※13時からセッティング、14時15分頃から10分程度の休憩。後半は15時45分から片づけの予定です。

対話する音:ストリングラフィ(鈴木モモ)×ササマユウコ(ピアノ、音具)×特別ゲスト・トゥバ民族楽器、声(等々力政彦)

場所:森のテラス
調布 仙川駅徒歩15分 www.moritera.com

参加費
:おひとり1000円
(お茶付き。保護者同伴のお子様は無料です。赤ちゃんもOKです)
※Open時間内の出入りは自由です。

即興カフェ silk&iron (シルクアイロン) とは・・繊細かつ大胆に、音で対話する場。
ジャンルを問わない自由な即興から生まれる「場そのもの」をオンガクとして共有します。「演奏者⇒観客」といった従来の関係性とは違う、演奏者たちの「音の対話」から立ち現れるその瞬間を、訪れた方にも自由に感じて頂くひと時です。即興カフェではワーク・イン・プログレスのほか、ワークショップ、対話型哲学カフェなど、「即興」の持つ可能性をさまざまなかたちで追求していきます。柔らかでフラットな関係性がつくる「表現の自由」とは?

※即興セッションは演奏者の内側に向けて行われますが、音は外側に放たれます。森の音、生活の音、さまざまな音と混ざり合った音風景、オンガクが生まれる瞬間をどうぞご自由にお楽しみください。

出演者紹介:

Photo_2

鈴木モモ (ストリングラフィ奏者) 国立音楽大学教育音楽学部第II類卒業。幼少期に、ハンガリーの作曲家コダーイの創案した教育システム、コダーイシステムを主とした合唱団にて、ハンガリーの民謡や日本のわらべうたに親しむ。大学卒業後はアートギャラリーに勤務、後に2002年よりストリングラフィアンサンブルに参加、現在まで海外公演も含め数多くの舞台に立つ。また様々なアーティストとコラボレーションすることでストリングラフィの新たな可能性を探る試み「stringraphyLabo」を2011年から企画、主宰している。その他に自宅を開放したイベントスペース「minacha-yam」では口琴WSからアラスカ鯨漁のお話会まで様々なジャンルのイベントを開催。 http://minacosmo.wixsite.com/colorofminacosmo

Mothersongs_2009_3

ササマユウコ (音楽家・CONNECT代表) 4歳よりピアノを始める。上智大学卒業後、映画、出版、劇場の仕事と並行して音楽活動。2011年の東日本大震災を機に、弘前大学大学院今田匡彦研究室社会人研生(20133月まで)として、サウンドスケープを内と外の関係性から「耳の哲学」と捉えている。音楽家としては1999年からCD6作品を発表し、N,Y.Orchard社より世界各国で聴かれている。201512月アーツ千代田3331で発足したスイス人音楽家JanAngelaの即興ワールド・プロジェクト「音を奏でる身体~動く音響」コラボレーター。またダンサー・新井英夫氏との「キクミミ研究会~身体と音の即興的対話を考える」など特に即興の可能性を探っている。 コネクトhttp://coconnect.jimdo.com/ 個人http://yukosasama.jimdo.com/

 
1回ゲスト

Photo_3

             等々力政彦 (トゥバ音楽演奏家)

20年にわたり南シベリアで喉歌(フーメイ)などのトゥバ民族の伝統音楽を現地調査しながら、演奏活動をおこなっている。嵯峨治彦(モンゴル音楽)とのユニット「タルバガン」、奥野義典・瀬尾高志・竹村一哲とのユニット「グロットグラフィー」、ササマユウコ・真砂秀朗とのユニット「生きものの音」でも活動中。国内外ワークショップ、執筆も多数。研究者と演奏家の顔を持つ稀有な存在。

Ikimonocd
2007年秋、調布の森のテラスでは2日間にわたる即興の記録、CD『生きものの音』(真砂秀朗、ササマユウコ、等々力政彦 DALIA-001)が録音され、ピーター・バラカン氏のラジオ番組で特集紹介されました。※当日CD販売あり。

企画・主催 即興カフェsilk&iron
      (予約不要) お問合せCONNECT/コネクト内) http://coconnect.jimdo.com/

| | トラックバック (0)

2016年9月16日 (金)

十五夜に寄せて

Photo 娘が2歳の頃に「私はうさぎ姫だからいつかお月様に帰るのよ」と言い出して、ドキドキしたことがある。彼女は9月の満月の頃に生まれて、私は出産時に文字どおり死にかけた。あの時から生と死がいつも背中合あせにあるようで、育児は余生の「ミッション」というか、なんとなく普通の子育てとは違う感覚だった。この子は本当に月から来たのかもしれないと、冒頭の言葉を聞いてからは、まるで「かぐや姫」を育てている婆さんのような心境だったと思う(笑)。しかも2歳前後の子どもは不思議と預言めいたことを口にするので、これは何かの「お告げ」かもと言葉を記録していたくらいだ。いま振り返れば「親バカ」の変型とも言える。

私が4歳の頃に人類が初めて月に行った(ことになっていて)、小学生の時に読んだ子ども向けの科学雑誌には「あと10年もすれば100万円で月に日帰り旅行ができるようになります」と書いてあって、かなり本気で楽しみにしていた。いつかこの青い星を外側からみたいと思ったし、宇宙飛行士を目指した同世代はきっとあの記事をどこかで読んで、変わらずに信じて大人になった人たちだと思う。
日は偶然10年前の雑誌記事に「太陽よりも月のような音楽家」と自分のことが書いてあるのを見つけた(作品タイトルが『月の栞』だったからか)。たぶん今は自転しながらさらに太陽の周りを回って惑星仲間もいる「地球」そのものだと思うけど、確かに妊娠・出産・育児期はもっと月を身近に感じて生活していた。新月満月、宇宙のリズムを意識するようになると、特に小さな子の調子を掴みやすくなるし、自分の内側の宇宙も意識するようになる。そして、それはそのままサウンドスケープの哲学ともつながって、欠片の集合体だった世界が一気にひとつの輪になるような感覚に包まれる。
9月の満月を見上げると忘れかけていた記憶や感覚がよみがえる。自分の生命にいつもより近づく感じがする。未だ実現しない月旅行よりも、家のベランダから遠く見上げるくらいの宇宙が私にはちょうどいい。そしてもうすぐ彼岸の入り、22日は秋分の日だ。

|

« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »