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2021年3月 6日 (土)

note「空耳図書館の談話室」始めました。

note「空耳図書館の談話室」を始めました。

 放置していたnoteが名前検索で上位に出てしまうので(フォロワーもいないのに、、)、このたび『空耳図書館の談話室』として少しづつ執筆することにしました。日々の活動記録は芸術教育デザイン室CONNECTのホームページ、個人サイトで更新していますので、この談話室では日常の個人的な思考や経験が、音楽の大きなテーマに繋がったと感じた時に記録していきたいと思います。現在は3月11日公開の空図書館コレクティブ映像の制作メモになってますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
 私は3.11を機にカナダの作曲家M.シェーファーと共著のある弘前大学今田研究室に所属し、主に「サウンドスケープ」を耳の哲学として、「即興カフェ」「空耳図書館」「聾CODA聴」等で、音楽のウチとソトをつなぐ思考実験や対話の場をつくってきました。なぜなら10年前の震災直後もコロナ時代の今のように都内の活動場所が自粛され、その中で(しかも放射能が降り注ぐ世界で子育てをしながら)、自分自身が「音楽をする意味」を見失っていたからです。数年は自治体の市民大学など音楽に直接関係ない(かと思えたが、違った)仕事もしましたし、そこから本当に色々な出会いがあり、コネクトの設立にも繋がっていきました。
 『音楽とは何か、何が音楽か?』を考えることは結局生きることに他なりません。自分の経験、自分の音や言葉から考える、そこからつながる他者との対話が何より大切だとあらためて実感しています。「音楽/オンガク」のウチとソトを柔らかに繋ぐこころみ。目できく、耳でみる、全身をひらく時間です。

 

 

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