2011年8月27日 (土)

さよなら、夏。

ひとつ忘れてました。Photo

娘が参加した、国際版画美術館でのWS。
東京学芸大学研究室とボランティア学生による、
夏期子ども講座「版画と鏡の異次元空間誕生!2011」。
木版による回転版画(写真)の制作と、ミラーボックスによる作品づくりの二日間でした。
回転版画という手法は初めて知りましたが、
色の三原色を使ってモチーフを回転させながら刷っていくと、
鮮やかな布の柄のような面白いパターンが出来上がっていきます。
たった二日間でこんなの作っちゃうんだなあと。
展示を見ただけですが、素直な感想。
詳細/過去の研究発表は、こちらに。
http://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/107152/1/18804349_61_06.pdf

隣接している芹が谷公園のキノコたち。
今年は何かと話題のキノコですが、見るだけなら可愛い。
110807_121449

110807_121519


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さよなら、夏。

ひとつ忘れてました。Photo

娘が参加した、国際版画美術館でのWS。
東京学芸大学研究室とボランティア学生による、
夏期子ども講座「版画と鏡の異次元空間誕生!2011」。
木版による回転版画(写真)の制作と、ミラーボックスによる作品づくりの二日間でした。
回転版画という手法は初めて知りましたが、
色の三原色を使ってモチーフを回転させながら刷っていくと、
鮮やかな布の柄のような面白いパターンが出来上がっていきます。
たった二日間でこんなの作っちゃうんだなあと。
展示を見ただけですが、素直な感想。
詳細/過去の研究発表は、こちらに。
http://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/107152/1/18804349_61_06.pdf

隣接している芹が谷公園のキノコたち。
今年は何かと話題のキノコですが、見るだけなら可愛い。
110807_121449

110807_121519


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2011年8月11日 (木)

磁力

Tobira_2010_autum

今日で震災から5ヶ月が過ぎました。

けっこうドラスティックに環境が変わったはずが、
あれれ?なんかまたデ・ジャ・ヴな日々。
この夏休みは、秋からの研究課題を抱えて毎日劇場です。
しかも、かつてお世話になった方が先生に!

結局、前よりも音楽に近づいてるじゃないか、私。

今までも「音楽やめよっかな~」と思うと、必ずキーパーソンが現れる。
そして、なんだかんだ今に至る。

そう。
振り返れば、いろいろ絶体絶命ピンチはあったけど、
音や人がリレーのようにつながって、今に至ってます。
もう人生半分過ぎちゃいましたから、きっと一生こんな調子でしょう。
確信犯的に進むので、ちょっと(だいぶ)人よりも歩みが遅いです。
しかも、どこまで行っても同じ輪の中。
灰になるまで、ぐるぐる蚊取り線香です。

で、やるからには本腰入れないと(まだ入れてなかったんかい!←ひとりつっこみ)。

3月の震災で、自分の中ですっかり液状化していた音楽(芸術文化)の役割が、
やっと今、しっかりと固まりました。
あの長く激しい揺れに部屋でひとり耐えながら、
ガラガラと本当にいろんな想いが崩れて、
一時はもうダメかと思ったけど、意外とダメじゃなかった。
人のココロは、自分の生きてきた時間は、そんなに簡単に崩れたりしなかったです。

ここからも、間違いなく一生かかる長い道のりになりそうです。
でも、もうどんなに大きな地震がきても、放射能が降ってきても、私は揺るがないです。
「何のために?」とは少なくとも思わない。

それだけは確か。
自分にしか出来ないことも、見えてる。
大丈夫。

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2011年8月 6日 (土)

お盆ぐるぐる中

016

お盆の思い出といえば、
祖母の家にあった走馬灯。
お線香の匂いとともに、
ゆっくりくるくる回る馬の影が、
子供心に妙に記憶に残っています。

もうひとつの記憶は、
谷中のお寺で見たお盆の法要。(東京は7月だけど)
10人くらいのお坊さんが、
薄水色のきれいな袈裟をまとって、
お経を上げながら、境内で輪になってぐるぐる回るのです。
ひらひらと目の前を舞う袈裟の美しさに、
なんだか人生の無常を感じました。

そして、蚊取り線香。
三谷幸喜さんが古畑任三郎の中で、確か桃井かおりに言わせてました。
「人生は蚊取り線香。くるくる回って、灰になるだけ」。
この台詞、ずっと心に残っています。
腑に落ちたというかね。

そうそう。人生は螺旋階段だと言った人もいました。
とにかく、ぐるぐる回ってます。
結局、すべて輪廻の一部なのよね。

そういうわけで、今の私もぐるぐる中。
人生で、もう何週目くらいだろうか。まただよ、と思う。

でも、確かに螺旋状になっていて、
どこかで見たような、同じような場面に直面しても、
以前よりは少し階段をあがってる感じがする。
少しだけ、前よりもマシになった気もしてる。

再会と再開と新しい課題と。
あの時、もうちょっと上手くやっとけば、
今こんなことしてないのかなあ・・と思うこともあったりして。
でもやっぱり、何週か回らないと気づかないことの方が圧倒的に多い。

とにかく学生の皆さんは、一生懸命に勉強しましょうね。
しとけばよかったと思うのが勉強。
しなけりゃよかったと思うことは、たぶん絶対ないので。

※写真は、娘が好きでよく乗ってた回転木馬。

日々のぐるぐるは ただいまツイッターにて @lifeasmusic

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2011年7月19日 (火)

大賀ハスに会いに行く。

Photo_3

Photo_4

朝早く、家族で川沿いをテクテク1時間近く歩いて(山も少し登って)、
大賀ハスに会いに行った。
大賀博士が2000年前の一粒の種を発芽させて、各地で株分けされたもののひとつ。

2000年の時。
’半減期’という言葉が生活に入ってきてから、今の私たちには他人事じゃない時間。

7月は、私の音楽の恩人の命日が2回ある。
「ありがとうございます」。
2000年の種には程遠いけど、
こうして今日も音楽を好きでいられるのは、
人知れず力を貸してくれた、
今は亡き人たちのおかげさま。

↓こちらは不忍池の蓮です。



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2011年6月11日 (土)

時を越えて

110610_211806

散歩に行った近所の遊歩道で、娘が見つけた四葉のクローバー。
彼女は四葉探しの名人で、
まだ9年しか生きていないのに、これで10個めくらいの収穫。
何か、そういうものを見つける感覚が鋭いのかもしれない。
ちなみに私は一個も見つけたことがない。

今回ばかりは「これ見つけた!」って言われたときに、
とっさに(放射能・・)と思った。
でも、「捨てなさい」とは言えなかった。
だから家に帰ってすぐ、見つけた日付けを入れて樹脂で固めてみた。
「菜の花プロジェクト」の、
最終的な処理がコンクリートで固めることだと、先日お会いした田中優さんが話していたのを思い出して。

これから一生、私はこれを見るたびに(放射能)を思い、
娘は幸せを思うのだろうか。
忘れてはならない、今のこの特別な時代を閉じ込める。

娘が四葉のクローバーを見つけた同じ日に、
震災後から始めたツイッターで知り合った方から、
溝口の「のるすく」に、私のCDがたくさんあったというメッセージを頂いた。
彼女はYou Tubeにアップした「Furusato」を聴いてフォローしてくれた方。
そしてこの日、彼女のもとに、その曲が入ったCDが渡っていった。

しかもそのCDたちは、
東北の木を愛して、良質な手仕事の家具を送り出していた、
青山「ノエン」の佐々木さんが残してくれたものだった。
一昨年の彼の死と同じようにお店も突然閉じられてしまったので、
その後のCDの行方はわからずじまいだったけど、
捨てられずに残っていたことに驚いたし、心底うれしかった。
どうもありがとうございます。
天国の佐々木さんにお礼を言う。

もう、モノなんかいらない。
CDだって結局はゴミになるんだから、もうかたちとしての音楽は作らないって、
震災後に、CDも何もかもぐちゃぐちゃになった部屋を見たときに心底思ったけど、
こうして時を経て、ふと手に取ったり、誰かの手に渡ったり、
何かを閉じ込めたモノには、思い出や縁をつないでくれる瞬間があることを忘れていた。
そのせいか、震災後に各地でCDを聴いてくださった方から、
心のこもったメッセージを頂く機会がすごく増えた。
Mother Songsのチャリティ販売も多くの方にご協力頂いて。

そういえば、ノエンという名前は 「~の縁」だと佐々木さんが言ってた。
「そろそろ音楽は?」と言われてる気がした。
11年前に初めて私のCDを置いてくれたのが、何を隠そう、この店だったから。

Twitterはじめました。 @lifeasmusic

                                                                    

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2011年5月 9日 (月)

近況など~核から田んぼまで~

Tampopo2011

あきらかに震災が原因で、
まるでドミノ倒しのように自分に「役目」がまわってきて、
引越しの翌日から働いてます。
すごい展開。
1ヵ月ちょっと経つけど、
まだピアノの部屋のダンボールは片付いてないし、
インド大使館にも、
新宿の事務所にも全然顔を出せないのだけど。

この間に、映画監督の鎌仲ひとみさんや(ご近所だった!)坂上香さんとつながれたり、
(つくづく映画には縁があるらしい)、
これから出会う田中優さんや、
田んぼや川や発電所や湧水や、
なんかもう「私の人生どこへ?」状態でめまぐるしく日々が展開しているけど、
そこにはやっぱり、今までやってきた音楽からの恩恵が少なからずあって、
震災後ずっと考えてきた「私の音楽の役割」が、
自分の中ではひとつ腑に落ちたようなところがある。
今までがあったから今がある、というような。

実はチャリティコンサートの出演もお断りしてしまったくらい、
今は鍵盤に触る時間も無くて忙しくて少し焦りを感じてもいるんだけど、
でも、こんな状況でも音楽やれてる人はやれてるんだから、
私はいま、そういう役目じゃないんだろうと思っている。

そして今日、大友良英さんの「自分のキャリアなんてどうでもいい」という
福島への決意を読んで、
ああ、今の私もそんな状態だなあと思ったりしながら、
ヨガで習った「無私」という言葉を思い出す。
でも、とりあえず来年1月にあるホスピスコンサートを忘れないように、
徐々に肉体も音楽に照準を合わせながら、
色んなことを軌道に乗せていきたいと思っている。

それにしても原発事故が悔しい。
おまけに余震や東海大地震も心配しないといけないなんて、
いまの時代に生きている意味を本気で考えてしまう。

目に見えないから、想像力を試されている。
この東京が安全なわけないし。
親として、ちゃんと子供を守れているだろうか。
今度もあの揺れに耐えられるだろうか。
そりゃ不安はつきないよ。

ときどき、夫婦して子供がいなくなる夢を見て、
(クロマニヨンは夢の中で悲しくなりすぎて、
朝起きたら目に血豆みたいなのが出来ていた。治ったけど)、
親として実は、今の状況に相当焦りやストレスを感じていることを自覚しながら、
ジジババも一緒に、人生の中でそう長くは無いはずの
「二世代同居時代」も悪くないなあと、
最近、本当に家族の大切さを噛み締めている。
価値観の違いでめんどうなことも多いけど、
いつになく団結しているのは、皮肉にも原発のせいなんだけど。

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2011年4月18日 (月)

いま大事なこと

Photo

近所に弁天橋と弁天公園があることを発見しました。
何を隠そう、引っ越す前は弁天町の弁天公園の前に住んでいた。
やっぱり弁天様とは縁があるのかな。
BEN-TEN Recordsも激動の10周年目です。

朝、仕事に向かう途中で川沿いを歩いていたら、
カワセミがものすごい勢いで、一直線に飛んでいきました。
青が綺麗だ。

バス停に着くとウグイスが鳴いてました。
(一応、東京なんですけどね、ここ)。

子供の頃は何となく好きになれなかった町なんだけど、
ン十年して戻ってきたら、なんだかとっても居心地がいい。
しかも、何と言っても人が面白い。
凄い人や、素敵な人が沢山いるんですわ。

いま最もタイムリーで、
会って話を聞きたかった人たちも、わんさかいるんですわ。

凄いです、町田。
いつの間に、こんな街になってたんだろう。
カワセミみたいに、青い鳥。
まさに今そんなチルチルミチルな気分です。

小鳥隊長も転校生生活、普段と変わらずにスタートしました。
さっそく上履き隠されたりしたみたいだけど淡々とやり過ごして、
相変わらず物静かだけど、なんか強いなあ。
我が子であって、すでに自分を越えてるような・・親ばか交じりの尊敬の眼差しです。


目に見えない恐ろしい物質は、もしかしたらここにも飛んでいるのかもしれないけど、
今はとにかく日々の暮らしを、大事にしたいと思いました。
いまこの瞬間、何があっても後悔しないように。

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2011年3月22日 (火)

梱包しながら

引越し作業、救援物資・・・引越しからずっと梱包作業が続いている。
被災地では、子供のおもちゃや絵本が足りていないというのを聞いて、
ウィンローダーのプロジェクトに送る。
http://www.winroader.co.jp/h2h-pj.pdf
とにかく、こどもの心のケアが大事。
彼らは未来だから。

週末、郊外で久しぶりに眠って、
家族もやっと落ち着きを取り戻してきた。

電気を消しても、通常の7割り運行でも、
車が使えなくても(始めから持ってないけど)、
いつもの食べ物が少し足りなくても、
部屋の中で薄着が出来なくても、
何より贅沢できなくても、
生きていける。
命が一番大切だと思えば、
今までとは違った暮らし方が見えてくる。
それが、これから私たちが歩んでいく、
未来の暮らしの姿なのだと思う。

家族みんなが協力して。
友達と声をかけあって。
つながって。
そのコミュニティが必要とする 小さな音楽やアートがあって。

だって、もともと人間はそうやって生きてきたはずだから。
20世紀の100年間が、ちょっとおかしかったんだと思う。
後戻りじゃなくて、21世紀後の未来のかたちとして、「足るを知る」。

このところずっとヨガスートラで学んでいたことが、
こんなに切実に巡ってくるとは。
(先生はインドに帰っちゃったけど)、
本当に今、そうなんだと思う。
そして何より、健康はタカラモノ。

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2011年3月20日 (日)

見えない被災

あれから10日。
どうしてこのタイミングで・・・と思いますが、
一週間後の引越し準備に追われています。
情けないくらい、いま目の前にあることを、
とにかくやらないといけない。

被災地では、絵本と子供のおもちゃが足りないという。
せめてそれくらいしか出来ないけど、
今あるものが誰かの役に立つのなら。

地に足つかない場所で、絶え間ない余震に耐えながら、
ひとりで夜を乗り越えながら、
心を傷つけている人たちが、都会には沢山いるはずです。
そしてこどもたち、高齢者・・。

地域社会と切り離されているワンルームマンションの人たちも、
どうか中でもコミュニティを作って、
できればマンションごと、地域のイベントに参加してみるのもいいと思います。

そうすると、それまでは殺風景だった都会の風景が、
○○さん、○○ちゃん、と名前がついた人の暮らしている町に変わっていく。
それは、自分の中の恐怖に入り込まないためにも大切なことです。

特に4月から東京で一人暮らしをする予定の皆さん。
とても不安だと思うけど、東京にも昔ながらの町内会があって、
どこにでもある普通の暮らしが残っています。
だから心配しないで、リラックスしてお越しくださいね。


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