2010年6月16日 (水)

音さがしの本~リトル・サウンド・エデュケーション

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数年前にご紹介した「世界の調律」の著者マリー・シェーファーが提唱したサウンド・エデュケーションを、こども用にアレンジした本です。弘前大学教育学部准教授の今田 匡彦氏との共著。

こども用ではありますが、大人の方にこそ是非(大人用もありますが、こちらがおすすめ)。これもまた「世界の調律」のように、音楽の専門家ではなくても、普段耳(聴くこと)をあまり意識していない方に、読んで&実践して頂けたらなあと、勝手に思っております。
コミュニケーション論としても。

こども向けの音楽ワークショップには、
音楽を聴いて(なぜかクラシックが多い)、
さっそく楽器に触れて「音を出してみよう!」というのはよく見かけますが、
実は、音楽じゃなくて身の周りの’音’を「聴いてみよう!」が先じゃないか?と。
そんなことに気づける内容になっています。
話す前に、よく聞いて。
子供の頃からさんざん言われてきましたけど(--;)、音楽でもこれ基本。

音を出すことはもちろん楽しいのだけど、
「聴く」訓練が出来ていない子供たちが一斉に音を出すと、
けっこう辛い音環境になりますよね(><)。
そこで先に耳を訓練した方が、結果的に音楽を奏でることへの近道というわけです。

最近、自戒も込めて思うのだけど、実は世界で一番音に無頓着なのが、
音楽家かもしれない~と。
エコだ、環境問題だ、と叫ばれているわりに、
音の環境に関しては、まだまだ改善されていないような気がします。
相変わらず街は音楽で溢れているし、テレビのCMはうるさいし。
音量だけでなく、音質や種類、設置場所や定位も、
表現活動ではない、不特定多数の耳に入る音作りの場には
もっともっと配慮が必要だと思います。

って、こんなこと言ってると失業ですけどね(^^l)。
でも音を出す仕事に携わっている人は、
一度は真剣に考えないといけない問題。自分に言ってるの、自分に。

あと、イヤホン族も大丈夫なのかな。
耳は無意識に距離感も測っているので、耳を塞いだ行動には問題が出てきます。
駅のホームで人のギリギリを通り過ぎていく人とか、
たいがい耳に白いイヤホンが見えます。
有名なアーティストがスタジアム公演を繰り返すことで聴力を失った話、
あれはモニタ用のイヤホンも一因だと思います。

いや、そういう私、ウォークマン世代ですし、
実はロック系も好きですから。
さんざん大きな音も聴いてきたわけですけど(^^;)。
耳は意外と鈍感なんだと思います。
「大音量気持ちいい!」って脳や体が反応しても、耳だけは悲鳴を上げている。
そういう経験、皆さん若い頃に一度はしたことあると思うんだけど。
私は席がスピーカーの前だったりすると、耳にティッシュを詰めて防御していました。
(そこまでして、って感じですけど^^;)

最近は「はたしてこの音は、赤ちゃんに聴かせても安全か?」という視点で、
音楽を捉えなおすことが多くなりました。
食べ物と同じです。
あと母が補聴器になってしまって、凄く不快そうなんです。
私の弾くピアノも、雑音に聴こえるらしい(泣)。

若い頃の聴力って永遠じゃないんですよね。
耳、大切にしないと。

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2010年5月27日 (木)

響きの考古学

響きの考古学増補 響きの考古学増補

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※今日はミュージシャン脳に振り切れてる戯言ですので、
ご興味ない方はスルーして下さい(^^;)


最初に読んだのが10年前なので、
増補されてませんでしたが・・・
この数年、世界の倍音と深く関わるようになって、
今またあらためて読み直してみると、
身にしみて解ることが多くて、
自分的には、なんともタイムリーな内容でした。

現代音楽とかアヴァンギャルドとか、
西洋左脳的なアプローチの20世紀音楽は、
当時からどうもピンと来ないのですが(子供だったし)、
「身体性の喪失」という問題に立ち返ったとき、
特にハリー・パーチが展開した「モノフォニー」をはじめ、
目よりも耳という感覚器官で感じ取る純正調の存在意義に、
あらためて目を向けてみたいと思いました。
パソコンやネットの普及で、
ますます視覚が聴覚よりも重視される今だからこそ、
モノコードに戻りたいというか。
耳をどんどん研ぎ澄ませていくと余計なものがそぎ落ちて、
シンプルになっていく。

耳の自発的欲求ではなく、
産業革命によって始まった楽器の大量生産と、
それゆえの必要悪とも言える、平均律。
絶対音感教育が、工業製品規格に合わせた耳を作ることが目的だとしたら、
産業革命以降の産業形態が崩れた今こそ、
人間本来の音感を取り戻すことに目をむけるべきじゃないだろうか、と。
人類誕生から考えれば、絶対音感が生まれたのは、つい最近なんだもの。

その工業製品の象徴としてのピアノだって、
大量生産品になる前は、そもそもモノコードが出発点で、
それは宇宙の調和をイメージしていたという事実。
’楽器の王様’として技術的に進化したはずのピアノが、
それ以前から人間の耳に馴染んでいた
民族楽器(宇宙)の世界と調和が得られないのだとしたら、
なんとも皮肉な話ではありませんか。
そこには明らかに’身体性の喪失’がある。
ハリー・パーチが真っ先にピアノを捨てたという話も、
悲しいけどうなずける。

じゃあ、絶対音感を持ち、
ピアノを弾く自分の身体とはいったい何なのかと。
そういうところを突き詰めていくと、
平均律ではない音と触れ合うこと、'耳の洗濯'以外にないんですよね。

そうして耳を洗った上で、微分もポルタメントも出来ない、
何でも出来そうでいて、恐ろしく自己中心的な、
この融通のきかない大きな楽器と、どう折り合いをつけていくか。
そこがテーマになってくるのでした。

今いちど、宇宙との調和を取り戻さないと。

というわけで、モノコードから。いってみよう。
インド音楽や倍音との出会いも、必然だったのだと確信できた一冊です。

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2010年4月23日 (金)

春色を着よう!

Image11491 寒いですねgawk
今日の都心は9度だったとか。

伊勢丹前の交差点も
冬物のコートで真っ黒でした。

ショーウィンドウはすっかり春、
いえ夏モードになってたんですけど。
海水浴のマネキンさん、寒そうでしたyacht

それはそうと、
いつから社会人のスーツは黒が主流になったんだろう?

どんなに寒くても、
せめてマフラーくらいは明るい色をしませんか?
花咲く4月なんですもの。
町も地下鉄の中も真っ黒づくめだと、
なんだか気分も重くなります・・・。

たぶん、海外から来た人はびっくりするんじゃないかしら。
こんなに老若男女が黒を着ている都市は
世界でも珍しいと思います。8カ国くらいしか、知らないですけど・・・。

そういう私はバブル時代、世間の浮かれ気分に馴染めず、
何を思ったか、黒ばかり着ていました。
そして、新卒で入った映画会社を辞めるときに、
たまには色のあるものを着なさいって、
赤いチェックのブラウスを頂いてしまった記憶がありますcoldsweats01

当時は、反骨精神に溢れ過ぎていて、
(アーティスト気取りってやつですか gawk
内心「余計なお世話じゃ」って思ったけど、
今なら、その言葉の意味がよ~くわかります・・・。暗いよね。

でも、その後8年もバイトすることになった劇場では、
黒を着なきゃいけなかったんです・・・。
舞台関係者は黒が多いんだわ・・・
’黒子’なんて言葉があるせいか。
インドア生活で、季節感が無くなるのかもしれませんが。

そういえばクラシック音楽も、ソリスト以外は黒のイメージですよね。
ピアノも黒いし・・
(家庭用ピアノで黒が多いのは、日本だけだそうですけど)。

私は今は、普段はほとんど黒を着ないです。
30代までに一生分着ちゃったのかも。
反動なのか、白(インドカディの綿)や麻の生成りがほとんどで、
黒がベースでも、必ず色を添えるようにしています。

演奏では、演出の都合上たまに着ますけどねcoldsweats01 
できれば’喪’の時以外は、着たくない。

あとは母親になったことも大きい。
こどもには、綺麗な色を沢山教えてあげたいですものね。
お母さんの洋服からも色を覚えるといいますし。

だから、黒を堂々と着れるのは、
やっぱり若いうちだな~って気もしますけど。
そう考えると、自分の体験を含め、
新社会人が黒づくめなのは、若い証拠なんでしょうね。
うちの母のタンスの中は、いまだに真っ黒ですけど・・・coldsweats01)。

そういえば帰りに通りかかったデパートの入り口で、
「私が証明します!」(だったっけ?)の
美白化粧品の社長さんが、人だかりの中で熱く語っていました。
さすがに気迫の美白オーラ、出てました~。
ちなみに赤ベースの花柄のワンピースだった・・・はず。

※写真は、娘が育てた雑草から。
寒さに負けず、どんどん花が咲いてます。

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話は脱線しますが、こんな本があります。面白いです!

 斎藤信哉/ピアノはなぜ黒いのか 斎藤信哉/ピアノはなぜ黒いのか
販売元:HMVジャパン
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2010年4月10日 (土)

音楽の根源にあるもの 小泉文夫著

音楽の根源にあるもの (平凡社ライブラリー) 最近読み返しました。
言葉に出来ない’何か’を埋めるのが音楽の役目だと思うと、
言葉でアカデミックに分析したり、批評されたりすることには、
どこか埋められない溝を感じてしまいがちです。

でも語る人の言葉に音楽がある場合、
そして本人が音楽の’何か’を肌で知っている場合には、
その言葉も感動とともに、自分に迫ってきます。

これは、日本を代表する民族音楽学者・小泉文夫氏の本。
西洋音楽に偏った明治維新後の
音楽教育への警告書であると同時に、
インドに音楽留学の経験もある著者が、
実際に世界各地を歩いて集めた民俗音楽やわらべ歌などから、
人間社会(音楽)の本質を語った本でもあります。
論文、エッセイ、対談集などが集められた、
どれも読みやすく、興味深い内容なので、
現在クラシックを勉強している方をはじめ、
音楽以外の分野の方にもおすすめします。

残念なことに小泉氏は56歳の若さで亡くなり、
書かれた内容が70年代中心なので、
現在の日本の音楽状況(リズム感や日本語と旋律の関係等)は、
当時の氏の想像を超えたところに進化を遂げている気がします。
が、それでもこの本の中には、
絶対正しいと思っていることを疑ってみること、
そして新しい視点を持つ大切さを教えてくれる、
考えるヒントがたくさんあります。
それはすでに音楽という分野すら超えてしまっている。

そういう私も70年代特有のピアノ教育を受け、
現在もピアノの新しい可能性を探っている中にあります。
この10年、邦楽、雅楽、インド、アフリカ、トゥバ、北米インディオ等、
いろいろな楽器の方と共演させて頂く機会がありましたが、
そこからわかったのは、
西洋文化の代表のような楽器=ピアノは、非西洋文化から見れば、
小回りや融通のきかない、
無駄に体の大きなヤツだったということでしょうか(笑)。

ピアノこそが楽器の基準で、
こちらに合わせてもらうのが当たり前だと、
そんなことを何の疑いもなく思っていた以前の自分を振り返ると、
ずいぶん考え方(演奏方法)も変わりました。
数年前に、世間でもてはやされた絶対音感も、
’西洋的’絶対音感と、言い直す必要があると思っています。

楽器が自と他(人や宇宙)をつなぐ道具だと思うと、
時には「こうでなくてはいけない」ということを外さないと、
つながれない世界もあるのだということを、
音楽が教えてくれるのでした。
                          

                                 

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2010年2月21日 (日)

春の足音

001_2土曜日は久々に晴れたので、
一ヶ月ぶりに井の頭公園へ。

クリスマス以来、
周囲がゲームの話に夢中だと、
泣きが入っている小鳥隊長に、
使っていないデジカメをあげた。

写真は彼女の作品。
キンクロハジロとオナガガモの雄&雌。
(注釈・小鳥隊長)。
ついでに緋鯉も写ってる。
目の付けどころが・・・渋い・・・。

隅っこにカイツブリの親子がいた。
親のお尻にしがみついている雛が、とっても小さくて可愛かった。

それから文化園に入って、
ますます白く神々しくなるゾウの’はなこ’の餌ヤリや、
リスの小路や熱帯植物園や日本の野鳥を観察する。

ロンロンも伊勢丹も無くなって、
どんどん変わって(平均化して)いく吉祥寺。
でもここだけは、昭和の変わらない時間が流れてる。

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先日BABY in MEの村松さんから教わったコミック。
定点観測的な作者の視点
平成のフェルメールか?

とりぱん 1 (1) Book とりぱん 1 (1)

著者:とりの なん子
販売元:講談社
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2010年2月 3日 (水)

鬼のいる風景

Photo_2春近しを告げる雪が降り、今日は節分。
神楽坂界隈では毘沙門様をはじめ、
あちこちの寺社で豆まき大会が行われます。
(ミカンも飛んでくるので、結構スリリングなんですけどcoldsweats01

我が家では毎年、
娘が保育園時代に作った赤鬼さんが登場します。
普段はクロマニヨンの作業机の前にいますが、
愛嬌のある存在感で、今やすっかり家族の一員。
なので掛け声は「福は内!鬼も内!」。
(私も鬼だから、と約1名申しておりますが)。

雛祭りの’ちらし寿司’が馴染みの江戸っ子にも、
今やすっかり有名になった関西の?’恵方巻き’。
恵方に向かって、願をかけながら、無言で頂くのですね?
切らないのは、縁を切らないためだとか。

この習慣は最近まで知りませんでしたが、
なんとなくユーモラスです。
娘が「やってみたい!」と張り切っているので、
細めの納豆巻きで挑戦させよう・・。

そうそう、大久保のコリアン街に出ると、
(ここは、まるでN.Y.のダウンタウン!)
おいしそうな韓国風海苔巻きのお店が沢山並んでいます。
韓国海苔大好きなので、今年はこちらも食してみようかな。

明日は立春。いよいよ春がやってきます。
娘も今朝は布団からすんなり出てきて、
「なんだか冬眠が終わった気がする」と言ってました。
こどもの体は正直です。

体も自然の一部。
確かに立春を過ぎたあたりから、
心身共に’春モード’に切り替わっていく感じがしませんか?

日本の季節の行事は、まさにセンス・オブ・ワンダー。
おとなも楽しみながら、次世代に伝えていけたら素敵ですね。

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イラストがとっても可愛くてお気に入りの本。

Photo_4「知っているとうれしい にほんの縁起もの」
広田千悦子著 徳間書店

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2010年1月22日 (金)

奇跡のリンゴ

Ringoメディアでも紹介されてすっかり有名な本ですが、
「奇跡のリンゴ」をやっと読むことが出来ました。

不可能と言われた無農薬&無肥料のりんご栽培を
長年にわたる試行錯誤の末に青森で成功させている
木村秋則さんの足跡が綴られた農業の本。
ですがこれは、哲学、医学、経済、宗教・・・
とにかく、いろいろな読み方が出来る
奥の深い内容だと思います。
文章も平易で、物語としても面白い。
ここでは「育児書」として、是非ご紹介したいと思いました。
もちろん、これからお母さんになろうという女性にも。
自分の体を畑に置き換えて読むことが出来るのではと思います。

この壮絶なまでの’奇跡の’物語は、
木村さんの奥様が「農薬(化学物質)過敏症」だったことから始まります。
昨今のインフルエンザ・ワクチンの安全性の問題や、
自然の法則を証明するようなタミフル耐性ウィルスの出現、
このサイトでもアクセスの多い水イボの自然治癒・・・
人間の体に投与される薬も畑の農薬も、
処方の目的は一緒?と考えると恐ろしくもあり、
また「命を育てる」というくくりでは、
子育てもりんご栽培も、根っこの部分は一緒なのだと気づかされる本です。

木村さんも触れています。
最近のこどもたちに「免疫系」の疾患が増えているのは、
豊富な栄養や薬が、人間本来の生命力を弱めているせいかもしれないと。

人間だけが自然から切り離され生きていけると錯覚していると、
大事なことを見落としてしまうかもしれません。
逆に言えば、人間も自然のサイクルの一部だと考えると、
子育てで迷った時にも大きなヒントを与えてくれる一冊。
もちろん食べ物や薬に限らず、
社会や心の問題にも目を向けるきっかけになると思います。

「奇跡のリンゴ」

著者 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班,石川 拓治
販売元 幻冬舎
価格(税込) ¥ 1,365

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2010年1月 7日 (木)

センス・オブ・ワンダー

Image8571あっという間にお正月も明け、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
年賀状、そして年賀メールを下さった皆様、
ありがとうございました。

私は来週のコンサートに向けて調整中。
ほんとにこの’調整’という言葉が、

年々身に染みるようになりましたgawk
心身共にコンディションを整えること。
実際に楽器に触れる以上に
演奏にとって大切なことになってきました。

非公開のホスピスコンサートでは、
Mother Songs 早春編
を予定しています。

大寒から立春までの、今の季節ならではの、
(寒さの中に春(希望)を感じられる)

そんなプログラムにしたいと思っています。

100年前の日本の童謡や唱歌は、
文部省唱歌として「作者不詳」となっているものも多いですが、
私が選ぶ作品は不思議と、

岡野貞一さんと、草川信さんの作品が多いです。
あとで知りましたが岡野さんはクリスチャン、
草川さんは御兄さんが教会でオルガニストをされていたとか。
どちらの楽曲にも、東洋的な中にも賛美歌の影響があるような気がします。
私はクリスチャンではありませんが、
最初に入った幼稚園が函館のカトリック教会だったので、
賛美歌を始めとする教会音楽は今でもどこか懐かしい感じがします。
私の即興演奏がよく馴染むことも、偶然ではないのでしょう。

あとは岡野貞一&高野辰之さんのゴールデンコンビはもちろん、
野口雨情(七つの子)、北原白秋(ゆりかごの歌)といった、
日本を代表する詩人たちの描く世界の可愛らしさ。

ちいさな命を愛で、自然を尊び共にあること。
まさに、レイチェル・カーソンが晩年に記した
「センス・オブ・ワンダー」そのものです。
それは彼女が言葉にするずっと前から、
私たち日本人(アイヌ民族も)の中にも、脈々と
存在している感覚です。

彼らの歌詞を思い浮かべながら(時に歌いながら)弾いていると、
私もどこかの里山にいて、
春の訪れを待ちわびる小鳥にでもなったような気持ちがします。
その何とも言えない喜びを、
音楽を通して一人でも多くの方と分かち合えたら嬉しいです。

「自然がくりかえすリフレイン~夜の次に朝がきて、
冬が去れば春になるという確かさ~のなかには、
かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです」
(センス・オブ・ワンダーより)

センス・オブ・ワンダー Book センス・オブ・ワンダー

著者:レイチェル・L. カーソン
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2009年12月29日 (火)

2009回顧録&ラジオデイズ

Image8501_32009年はインド、トゥバ、アフリカ音楽、
そして日本童謡・唱歌と共にある
日々だったので、
久しぶりにラジオで色んな音楽聴いて
気分をリフレッシュする。

この時期は年間チャートもやっていて新鮮。
大橋トリオさんのWinterlandが耳に残った。
http://www.youtube.com/watch?v=6ykSIZ1-38k

やっぱりラジオが好き。
これはもう、小学生の頃からずっと。
でもここは電波状況が悪いのか、
ノイズが凄いので普段はあまり聞かない。
(実は自分が出た昨年のバラカンさんの番組も聴いてない(ポッドキャスト)。

BGMでよく聴くCDは「高原の朝」と「セイシェルの海」。
フィールド録音の自然音ばかりなり。
音楽のCDは、心身共に集中できる時にしか聴かない。

映画もあまり観ない年だった。
そんな中で「スラムドッグ$ミリオネラ」が秀逸だった。
今年最後に見たのは「いのちの山河~日本の青空Ⅱ~」。
びっくりするくらい号泣した。
良心に基づいたよい映画だったけど、
別の悲しい気持ちのはけ口となってしまった。


本は、このところ昔読んだ本を読み返している。
宮澤賢治の一連の作品。
特に「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「やまなし」「セロ弾きのゴーシュ」。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」と「センス・オブ・ワンダー」
(この2冊はいつか詳しく)。
特に「センス~」は、20年くらい前に読んだ時は本当の意味で実感がなかった。
子供を育てる中での実体験をもった今、
ひとりでも多くの人に読んでもらいたいと心から思う。


あと「聖★おにいさん」の第四巻も、やっと読めた。
相変わらずの聖なる笑いの世界感に、師走も忘れて和む。

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2009年7月13日 (月)

赤シソ酢ジュースと真珠とドングリ

Image5691■というわけで、これが夏を乗り切る赤シソ酢ジュースです。
(作り方は簡単)
①赤シソの葉(売ってる一束全部)を摘んで洗う。
②鍋に2リットルの水を入れ沸かし、葉を入れる。
③葉から赤い色素が抜けて、緑になるまで煮る(3~4分)。
④煮汁を漉す。
⑤漉した液に、りんご酢2カップ、キビ糖400グラムくらいを入れる。
⑥再び火にかけて、30分煮詰める。
⑧冷めたら5倍くらいに薄めて飲む(サイダーで輪っても可)。
酢を入れて煮詰める時はホーローかステンレス鍋で。
保存は煮汁で洗ったか、乾いたガラス瓶で。

昨日は投票のあと、ARTKITCHEN703さんでデザイン緊急会議。
その後、勝どきから銀座まで歩きました。
隅田川や東京湾、水のある町は新宿よりも空気がきれい。
アスファルトの照り返しは暑いですけど、
下町ならではのお店を眺めながら歩くのは楽しい。
久しぶりに日曜日の銀座に着いたら、人がいっぱいgawk
そうかあ、夏のSALEだもんね、と。
結局、子どものものだけ買って、
CD屋さんに入って、その商品数の多さに溜息をついて・・・。
さっさと退散しましたcoldsweats01

Image5701■銀座・ミキモトの前では真珠玉のような風鈴が涼しげです。
前回のCD「Peace and Quiet」では、
実はミキモト名誉会長宅&ホールのピアノ(スタインウェイ・フルコン)を弾かせて頂いてます。
会長ご自身は少女時代はピアニスト、その後ピアニストの筋力トレーナーもされていて、最近は関連本も出版されているようです。
’ピアノを弾く’という行為を科学的に分析された、国内では先駆け的な方なんです。私は直接ご指導を受けたことはありませんが・・。                     

                                                      

Image57111
■先週に引き続き、キノコ探しに出かけた小鳥隊長&クロマニヨン。
今回は撃沈だったようす・・。
二葉の出たドングリがいっぱい落ちていたそうで、ひとつ持ち帰って植木鉢に植えていました。
これからどうしようか・・できればどこかの森に戻してあげたいけど。
                                   

                              

                            

                                                         
                               

正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド Book 正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド

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