2019年11月18日 (月)

12月の予定

112 12月22日(日・冬至)14時~16時「空耳図書館のおんがくしつ~おやこの時間」@相模大野
場所:ユニコムプラザさがみはら(相模原市立市民・大学交流センター 実習室1キッチン)
 1年でいちばん短い昼に集い、いちばん長い夜に想いを馳せて「自由すぎる絵本の音あそび」を開催します。
14時30分から40分程度「絵本の音あそび」ワークショップがあります(10組)。
※ワークショップ参加ご希望の親子さんは14時から整理券を配布します(ワークショップ開催時間内も見学・出入りは自由です)
音であそぶ人たち
:コヒロコタロウ(三宅博子、小日山拓也、石橋鼓太郎)+空耳図書館(ササマユウコ)
令和1年子どもゆめ基金助成事業・読書活動

2017 【11月27日現在】聴者の募集は終了いたしました。早々のお申込みありがとうございました。引き続き、聾、CODA,中途失聴者を受け付けています。残席3名です。

12月27日(金)14時から16時30分頃 聾CODA聴「境界ワークショップ研究会」

第2回テーマ:「対話の時間」
聾CODA聴メンバーが集い「音のある|ない世界のあれこれ」をざっくばらんに話し合います。

対話参加:定員(10名)※残席3名(聾、CODA,中途失聴者のみ)
(いいね!でフォローをお願いします)
http://www.facebook.com/Deaf.Coda.Hearing

リサーチを兼ねたイベントですので、応募状況によっては聾・CODA・難聴者を優先させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
プロジェクトメンバー:雫境(聾・身体)、米内山陽子(CODA,手話)、ササマユウコ(聴、音)
アートミーツケア学会青空委員会公募助成プロジェクト2017、2019

以上、主催/お問合せ
芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト http://www.coconnect.jimdo.com
tegami.connect@gmail.com(ササマユウコ)

 

 

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2019年7月11日 (木)

【耳の哲学】最期のオンガクとは何か、を考えるということ。

2019今年で10年11回目となるホスピスコンサート「Mother Songs」が無事に終了いたしました。ここ数年この時期が巡ってきますので、星や宇宙に想いを馳せた「サウンドスケープ」のお話もさせて頂きました。関わって下さったすべての皆さまに感謝いたします。当日の雑感などはこちらからご覧いただけます⇒

◎ササマユウコ個人ホームページ
◎ササマユウコFacebook(マイルール:お友達申請は原則として実際にお会いした方。フォローはご自由に)
◎ササマユウコ/YukoSasama Instagram @YukoSasama

芸術と学術、つなぐ・ひらく・考える「芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト」ホームページ

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2019年3月28日 (木)

ササマユウコ活動情報

 1 ササマユウコの活動情報は以下のSNSやホームページからご覧いただけます。
Yuko Sasama
1964年東京出身。4歳よりクラシックピアノを10歳より楽典を学ぶ。都立国立高校、上智大学文学部教育学科(教育哲学、視聴覚教育)卒。大学卒業後は日本初の一芸入社(音楽)でセゾン文化メディア総合職に。映画配給と音楽活動の並走から紆余曲折、2001年神楽坂BEN-TEN Records設立。ひとりインディーズレーベルの先駆け。全6作品は全国販売を経て2007年よりN.Y.The Orchard社より世界各国で聞かれている。Spotifyで累計80万ダウンロード以上。
2011年の東日本大震災・原発事故が「音楽とは何か」を考え直す転機に。同年よりカナダの作曲家M.シェーファーのサウンドスケープ論を耳の哲学として研究(弘前大学大学院今田匡彦研究室2011~2013)。同時期に町田市生涯学習部まちだ市民大学の企画運営担当。この経験を活かして2014年芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト代表。芸術と学術を「つなぐ・ひらく・考える」視点から21世紀のリベラルアーツとしての芸術活動を実践考察中。

◎ホームページ
・ササマユウコ個人 www.yukosasama.jimdo.com
・BEN-TEN Records www.bentenrecords.jimdo.com
・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト(代表ササマユウコ) www.coconnect.jimdo.com

◎Facebook
・ササマユウコ個人 @yukosasama.7
・即興カフェ    @improcafe
・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト @coCONNECTnet
・聾/聴の境界をきく @Deaf.Coda.Hearing
・生きものの音 @ikimonono.oto
◎Twitter @lifeasmusic
◎Instagram @yuko_sasama

◎リベラルアーツとしての音楽教育でこんなことが出来ます。
サウンド・エデュケーション(専門知識・経験を必要としない音のワークショップ・音の散歩)、即興
演奏ワークショップ、サウンドスケープ論(耳の哲学)レクチャー、執筆等のご依頼など。※ワークショップには専門知識や音楽経験は必要ありません。コミュニケーション、環境学習などへの応用も。
 tegami.connect@gmail.com までお願いいたします。

所属学会:日本音楽教育学会、アートミーツケア学会、日本音楽即興学会
最近の執筆:音楽教育実践ジャーナル(『内と外を柔らかにつなぐ耳~音のワークショップ、あるいは気づきのあるプロセス』2015.3月号 査読付き論考)、音楽教育学、東京迂回路研究(「耳の哲学/詩の考察」)など。
最近のプロデュース企画:即興カフェ(サウンドスケープの哲学から新しいオンガクを実験する)、空耳図書館(哲学カフェ、非言語読書会)、協働プロジェクト「聾/聴の境界をきく」
助成歴:アートミーツケア学会青空委員会、日本音楽即興学会

写真左上から)即興カフェ(2018.8.17下北沢Halfmoon Hall 雫境、ササマユウコ、鈴木モモ)|空耳図書館(ベビーフェスタNPO法人らいぶらいぶ)|即興カフェ(音と言葉のある風景2018.1.20 Haden Books ササマユウコ、國崎晋、石川高、鈴木モモ)|(下左)カプカプ祭(横浜市ひかりが丘団地 福祉作業所)|座談会@下北沢B&B「生きることは即興である~それはまるでヘタクソな音楽のように」(若尾裕、新井英夫、ササマユウコ)森で音探し(音の散歩)
Sasama  
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2019年1月 4日 (金)

2019年もどうぞよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 2011年3月からの日々は本当に人生の大きな転換期だったと思います。町田市生涯学習部と弘前大学今田研究室を並走しながら、2014年に芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト設立。その間に『生きものの音』プロジェクトは10年、そして初CD『青い花』からも20年という時間が経ちました。即興カフェ、空耳図書館、聾者の音楽、路上観察、カプカプ、、「サウンドスケープ」を耳の哲学に素敵な出会いや時間が次々と生まれていきました。2019年も引き続き、この時間は続きます。高齢者と受験生、日々の課題もきっと大きな音楽となって活動と響き合っていくことでしょう。
変ること、変わらないこと、変わらねばならないこと、変えたくないこと・・時代の変わり目を、しなやかに乗り切っていきたいと思います。生きることは即興である!

皆さま、よき1年をお過ごしください。

音楽家・ササマユウコ
www.yukosasama.jimdo.com
www.coconnect.jimdo.com

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2016年6月14日 (火)

ササマユウコ/Yuko Sasamaホームページ移転中です。

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□6月いっぱいで旧サイトのサービスが終了するということで、急遽ササマユウコのホームページの移転作業に入っています。ちょうど「ふり返り」の時期なのかなと思っていますが、予定外だったのであたふた・・。

2011年の東日本大震災以降、水面下で「音を出さない音楽」と向き合ってきたササマの「イマココ」がわかるサイトになると思います。
まだ表紙しかできていませんが、2011年以前の活動アーカイブも含め徐々に移行していきますので、時どきのぞいてみてくださいね。

□新サイトhttp://yukosasama.jimdo.com/ 

 

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2016年5月10日 (火)

「Mother songs vol.8」を終えて

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大概的なピアノ演奏を止めた2011年以降も、実はこのホスピスのMother songsコンサートだけは続けている。今日は8年目。自分の演奏が本当に必要とされている気がするのは、コンサートを支えて下さるスタッフ皆さんのお力添えが大きい。本当は「断れずに」続いているというか、結局私も皆さんと同じなのだ。自分の出来ることで、あの場所に参加させて頂いてる。
一期一会であっても「死」も「音楽」もいつもの日常の続きにある。だから特別なことはしない。世間話や作品背景をお伝えしたり、歌ったり、子供たちの未来を願ったり。今思えば第1回目の緊張感は失礼だった。完璧に演奏しなければと力が入っていた。もっと和やかに、普通に語りかければよかった。次回はもっとユーモアを入れたい。
8年目にしてやっと今日、少しわかった気がする。小さな音楽の持つ時代性や力を。過去にここで出会った人は誰一人この世にはいないのだということも。今日出会った人たちもいずれいなくなる。それは何というか誤解を恐れずに言えば清々しいような気持ちがした。笑顔を見せてもらえたからかもしれない。
考えるところあって、今日は10年ぶりにバッハやドビュッシー、クラシックも解禁した。私にしては珍しくクラシックは楽譜通りに演奏した。ふと、10年以上前に亡くなった祖母の顔が浮かんだ。来週命日のママ友のことも思い出した。
明日は母の日だ。

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2015年4月20日 (月)

日常の延長にあるコンサート

Photo震災後に思うことあって封印したピアノ演奏で、これだけは続けている早7年目のホスピス病院「Mother Songsコンサート」終了。
1年に1度、自分をゼロに戻す時間でもある。

当初は死がすぐそこにあるホスピスという場の非日常性に緊張して、とにかく失礼な演奏をしないようにと力が入りすぎていたと思うけど、今は音楽も死も誰にとっても日常の延長線上と受け止め、最近はなるべく自分も演奏を楽しむようにしている(と言っても独特の緊張感はある)。
回は春のサウンドスケープを意識して、初めてバードコールやチベタンベルも使ってみた。一般病棟の方は100名近い方がいて唱歌は大合唱となった(こうなる場合があるので、有名な曲の旋律は極力アレンジしない。それ以外は奏者が退屈しないように即興)。
来年はもう少しオトや音楽療法に近づいた相互関係の生まれる展開を考えたい。毎週のように現場にいるボランティアスタッフさんの感想は的確で、とても参考になる。場や相手を選ばずクラシック音楽の「きき方」を要求する演奏家の話には、この国の専門教育のズレの根深さを思う。写真は帰り道、春爛漫の川辺。冬の荒涼とした風景に見慣れいたので新鮮。またここから色々スタートだ。

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2013年1月13日 (日)

白いご飯とお味噌汁

Sinai毎年、この時期は清瀬にある信愛病院で「Mother Songs」コンサートをさせて頂く。
ホスピス病棟と一般病棟の二回。

いつも暖かく迎えてくださる、
スタッフやボランティアの皆様との年に一度の交流が、
いつの間にか積み重なって、今年で5年めを迎えた。

ホスピスのお客様は、一期一会。
一般病棟は、5年間同じ席で(というか車いすだけど)、最後に必ず「また来てね!」と声をかけて下さる方もいる。
今年も演奏の後に、「今度はいつ来るの?」と聞かれた。
「また来年の今頃だと思います」と私。
いつもだったら「待ってるね!」と元気に返ってくるところが、
今年は「私が元気なら・・会えるかなあ・・」と言われたので、
「またお会いしましょう!」と笑顔で別れを告げた。

最初の頃は、すぐそこにある「死」を前に演奏することに、
とても身構えていた自分がいたと思う。
もしかしたらその方の人生最後の「音楽体験」で、
下手な演奏をしたら、罰があたってしまうと思っていたし、
なるべく「完璧に」、失礼のないように演奏することが、
最大の誠意だと思っていた。

そんな気負いが年を重ねるごとに薄れ、
今年は忙しくて、MCの内容も特に決めずにステージに上がった。
でもひとつだけ、自分の中で確信していたことがあった。
「人生最後に何を食べたい?」と聞かれたら、
「白いご飯とお味噌汁」と答える人が多いという話をちょっと思い出したのだ。
音楽だって、そうなんじゃないかと。
気負いのない、当たり前にあった「日常」の音楽を、
その日の生活の中で何気なく耳にしながら、
そこに付随する「記憶」に思いを馳せるくらいでいいのではないだろうかと。

人生最後の日々に「非日常」なんていらない。
私なら、そう思う。
だったら、演奏家との出会いも「非日常」ではなく、「日常」でいいのかなと。
なんとなく遊びに来た演奏家が、ピアノがあったからついでに弾いて帰りますという、
そういう気負わないスタンスがいいのではないだろうかと。
それが今年のテーマで、
(実はけっこう勇気が必要だったのだけど)、
そういうスタンスでピアノを弾かせて頂いた。

「死」は特別なものではなくて、「日常」の延長だ。
ちょっと懐かしい歌に出会って、軽く口ずさんで、
子供の頃のことを少しだけ思い出して、それで昨日の続きのように、人生が幕を閉じる。

ホールの中の、「非日常」の音楽を演奏することに慣れすぎていると、
そういう当たり前の時間感覚が、演奏家の方に薄れてきて、
人生最後の音楽までが「フレンチ・フルコース」みたいになってしまう。

「病院」や「ホスピス」だって、今はその人にとっての「日常」だとしても、
本来は、長い人生の中では、「非日常」の時間のはずだ。
だから「非日常」と「日常」をつなげる。
そういう、「白いご飯とお味噌汁」みたいな「音楽」があってもいいはずだろうと。
5年目にして、自分があそこで演奏する役割が少しわかった気がした。

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2012年1月15日 (日)

Mother Songsコンサート ピアノで綴る日本の歌~大正時代を中心に~

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ちょうど一年前のコンサートから、思いもよらぬ日々が繰り返され、
こうしてまた変わらずに人前でピアノを弾かせて頂けた奇跡に、
感謝せずにはいられないひと時でした。
自分の音楽を楽しみに待っていて下さった皆さんへの責任もかみ締めながら。

余命いくばくも無い方に、「元気をもらえた」と思いがけない言葉を頂きました。
この激動の100年間を生き残った音楽の力は、やっぱり凄いです。
小さいけれども、大きな生命力をもった音楽。
次世代にもつなげていきたいものです。
そして今この時代に作られている歌が、
どれだけ100年後にも生き残っているのか。
そのことにもあらためて目を向けてみたいと思いました。


■演奏プログラム
1.冬景色(大正2 1913)作者不詳
2.雪(明治44 1911)文部省唱歌
3.ペチカ(大正12 1923)北原白秋詞/山田耕作曲
4.ゆりかごの歌(大正10 1921)北原白秋詞/草川信曲
5.早春賦(大正2 1913)吉丸一昌詞/中田章曲
6.朧月夜(大正3 1914)高野辰之詞/岡野貞一曲
7.さくら(日本古謡 江戸時代)
8.故郷(大正3 1914)高野辰之詞/岡野貞一曲

編曲・演奏 ササマユウコ

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2012年1月 9日 (月)

今年もよろしくお願いします。

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本年もすでに小走り状態で始まってしまいましたが(汗)、
皆様どんな新年を迎えられたでしょうか。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。

元旦は揺れました。
自然の、宇宙のサイクルっていうのは、
わたしたちの想像をはるかに超えたスケールで動いているんだと。
あらためて気を引き締め、腹をくくったお正月です。

こうなってくるともう、
あとは体力と、時の運だけが大切なんじゃないかと。
でもこれって、実は生まれてからずっとそうなんですよね、考えてみれば。
今までこうして無事に来れたのも、ただ運が良かっただけ。
目に見えない大きな力に、感謝せずにはいられません。

いまこの国は先行きの見えない問題が山積みだし、
これからもずっと同じ場所で、同じ暮らしが続けられる保証もないし、
呑気な人と敏感な人、西と東、
変えたい人と変えたくない人・・・
とにかく色々なところできっぱり分かれてしまったような、
大変な時代ではありますが。

とりあえず日々自分の出来ることから。
やらねばならぬことから。
体と心の息を合わせていきたいと思います。
幸多き一年となりますように。

2011年1月8日
ササマユウコ
今日は娘の1/2成人式のお祝い。
(paper craft by Hana)

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